中国大引:上海総合0.12ポイント高で3日ぶり小反発、不動産株しっかり

2025年5月19日(月)16時40分 サーチナ

 週明け19日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.12ポイント(0.00%)高の3367.58ポイントと小幅ながら3日ぶりに反発した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。取引時間中に公表された4月の経済統計が総じて弱い内容となる中、当局は景気支援のスタンスを強めるとの見方が改めて広がった。月次経済統計では、鉱工業生産額は予想を上回ったが、小売売上高は予想以上に前月から鈍化し、不動産関連の悪化も続いている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、不動産の上げが目立つ。華遠地産(600743/SH)がストップ(9.9%)高、光明地産(600708/SH)が3.7%高、信達地産(600657/SH)が2.9%高、緑地HD(600606/SH)が2.3%高、新城控股集団(601155/SH)が2.2%高、中華企業(600675/SH)が2.1%高で引けた。
 軍需産業株も物色される。衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)と衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)がそろって1.7%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が1.4%ずつ上昇した。資源・素材株、公益株、証券株なども買われている。
 半面、酒造株はさえない。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.4%安、貴州茅台酒(600519/SH)が2.2%安、今世縁酒業(603369/SH)が2.1%安、舍得酒業(600702/SH)が1.7%安で取引を終えた。銀行・保険株、自動車株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.29ポイント(0.11%)高の259.62ポイント、深センB株指数が5.05ポイント(0.42%)安の1190.01ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)

サーチナ

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