日本ゼオン、単層カーボンナノチューブを用いた次世代リチウムイオン電池向け導電ペーストを手掛けるSino Applied Technology社への投資に基本合意
2025年5月26日(月)10時48分 PR TIMES
リチウムイオン電池は、電気自動車、ドローン、eVTOL航空機などの民生用途だけでなく、AIサーバーBBU、再生可能エネルギーESS、自動化ロボティクスなどの産業分野においても需要が急増しています。また、単層カーボンナノチューブ(以下、SWCNT)は、電池のエネルギー密度とサイクル寿命を大幅に向上させる材料として需要が高まっています。
ゼオンは、2015年に世界で初めて独自のスーパーグロース技術を用いたSWCNTの量産に成功し、「高純度」「高比表面積」「高アスペクト比」を主な特長とするSWCNTを「ZEONANO(R)」のブランドで製造・販売しています。一方、SiAT社は20年以上にわたる電池用ナノ材料開発の経験を持ち、SWCNTを均一に分散させ安定した導電ペーストとして製品化する独自技術を有しています。2024年以降、SiAT社はZEONANO(R)を使用した導電ペーストを開発し、電池メーカーでのサンプル評価の結果、リチウムイオン電池の正極および負極に微量添加することで、エネルギー出力とサイクル寿命が向上することが確認されています。今後は、シリコン負極や高容量・高出力性能が求められる次世代のリチウムイオン電池における活用への期待が高まっています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/103820/79/103820-79-8c81a95c79dc5c1ef69326c715835e8c-312x206.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ゼオンのスーパーグロース法による単層カーボンナノチューブ (製品名:ZEONANO(R))
SiAT社は、今回調達する資金を用いて2030年までに導電ペースト生産能力を年間25,000トンに拡大することを目指します。ゼオンにおいても、SiAT社へのメインサプライヤーとして、日本国内でのSWCNT粉体の生産拡大を予定しており、CNT事業のさらなる市場開拓を推進します。リチウムイオン電池は、電気自動車、ドローン、eVTOL航空機などの民生用途だけでなく、AIサーバーBBU、再生可能エネルギーESS、自動化ロボティクスなどの産業分野においても需要が急増しています。また、単層カーボンナノチューブ(以下、SWCNT)は、電池のエネルギー密度とサイクル寿命を大幅に向上させる材料として需要が高まっています。
ゼオンは、2015年に世界で初めて独自のスーパーグロース技術を用いたSWCNTの量産に成功し、「高純度」「高比表面積」「高アスペクト比」を主な特長とするSWCNTを「ZEONANO(R)」のブランドで製造・販売しています。一方、SiAT社は20年以上にわたる電池用ナノ材料開発の経験を持ち、SWCNTを均一に分散させ安定した導電ペーストとして製品化する独自技術を有しています。2024年以降、SiAT社はZEONANO(R)を使用した導電ペーストを開発し、電池メーカーでのサンプル評価の結果、リチウムイオン電池の正極および負極に微量添加することで、エネルギー出力とサイクル寿命が向上することが確認されています。今後は、シリコン負極や高容量・高出力性能が求められる次世代のリチウムイオン電池における活用への期待が高まっています。
SiAT社は、今回調達する資金を用いて2030年までに導電ペースト生産能力を年間25,000トンに拡大することを目指します。ゼオンにおいても、SiAT社へのメインサプライヤーとして、日本国内でのSWCNT粉体の生産拡大を予定しており、CNT事業のさらなる市場開拓を推進します。
【SiAT社概要】
社名 : Sino Applied Technology Co., Ltd. https://www.siat.cc/
事業内容 : CNT導電ペースト、LMFPペースト、CNTコートアルミ箔、ナノシリコン負極などの製品の製造・販売
代表者 : Langley Chen
住所 : No. 33, Dongyuan Road, Zhongli District, Taoyuan City, 320023, Taiwan