【大陽日酸】日本通運と共同で特殊ガス※製品輸送のモーダルシフトを開始
2025年5月27日(火)14時47分 PR TIMES
日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸株式会社(https://www.tn-sanso.co.jp/jp/index.html)(本社:東京都品川区 代表取締役社長:永田 研二、以下「当社」)とNIPPON EXPRESSホールディングス株式会社のグループ会社、日本通運株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:竹添 進二郎、以下「日本通運」)は、共同で本年6月から神奈川県川崎市〜宮城県多賀城市間の特殊ガス製品の鉄道輸送を開始します。本取り組みの推進により、物流人材の担い手不足への対応と、カーボンニュートラル社会の実現を図り、強固で環境に配慮した輸送サプライチェーンの維持・強化を目指します。
※特殊ガス:高純度ガス、標準ガス、半導体材料ガスの総称。分析機器の校正や半導体製造等で使用される
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118246/8/118246-8-d4bc84921313a78349780bd801d538a5-666x457.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]鉄道コンテナに積載された特殊ガス
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118246/8/118246-8-5dbc9e561e4900f367c3f18eb3b3689e-681x458.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]貨物列車利用のイメージ
背景と効果
本取り組みで輸送対象となる特殊ガス製品は、大陽日酸グループの大陽日酸JFP株式会社(https://www.jfp.sanso.co.jp/)(本社:神奈川県川崎市)が製造し、各地にトラックで遠距離を輸送しています(北海道のみ船舶輸送を一部含む)。一方、近年の半導体工場の新設・増設により、特殊ガス製品の需要拡大が見込まれており、輸送能力の増強が当社の課題でした。本取り組みにより、従来の輸送網に鉄道を加えることで、当社の特殊ガス製品における輸送能力は大幅に向上する見通しです。
さらに、鉄道へのモーダルシフトは温室効果ガスの排出抑制にも効果的です。鉄道輸送による温室効果ガス排出量は、同一区間のトラック輸送の1/10となり、お客さまの「スコープ3」(サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量)削減対応に寄与します。
本取り組みを行うに当たっては、将来のモーダルシフト推進を見据え、全国で複数の輸送形態を展開している日本通運をパートナーとしました。日本通運とは2023年4月から共同で輸送品質の確認と検証作業を進めてきました。外気温や振動などの影響に加え、現場オペレーションにも問題がないことが確認できたため、この度の本格運用の開始に至りました。
今後も納品先となるお客さまへの物流品質の維持・向上、モーダルシフトの推進と輸送網の最適化、そしてカーボンニュートラル社会の実現を目指すと共に、物流業界を取り巻く諸課題への対応を図ります。
【会社概要】
大陽日酸株式会社
事業内容:酸素・窒素・アルゴン等各種産業ガス、LPガス、医療用ガス、特殊ガスの製造・販売及び溶断機器・材料、各種ガス関連機器、空気分離装置の製造・販売、電子部品の組立・加工・検査、設備メンテナンス
創 業:1910年10月30日
設 立:2020年2月4日
資本金:15億円
株 主:日本酸素ホールディングス株式会社(出資比率100%)
売上収益:4,143億円※
※日本酸素ホールディングス(株)2024年3月期の日本セグメントの売上収益