巨額赤字で2万人リストラの日産、退任の社長と3副社長に計6億4600万円の報酬

2025年5月27日(火)18時57分 読売新聞

日産自動車グローバル本社

 日産自動車が、内田誠・前社長と3人の前副社長に対し、退任に伴って計6億4600万円の報酬を支払っていたことがわかった。27日に公表した株主総会の招集通知で公表した。

 3人の前副社長は坂本秀行氏、中畔邦雄氏、星野朝子氏。この4人に中国事業責任者のスティーブン・マー氏を加えた5人に対する2024年度の総報酬は、退任分を含めて計16億5900万円に上る。

 日産は25年3月期連結決算で、最終利益が6708億円の赤字に転落した。経営再建に向けて27年度までに世界で2万人の人員削減を行うほか、国内外で七つの完成車工場を削減する計画を進めている。巨額赤字に対する経営責任が問われている中、内田氏らへの多額の報酬は株主などから批判を招く可能性がある。日産は6月24日に定時株主総会を開催する予定。

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