エヌビディア最終利益2・7兆円、前期比では3年ぶり減…AI半導体需要は今後も拡大の見通し示す

2025年5月29日(木)10時28分 読売新聞

米半導体大手エヌビディア=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米半導体大手エヌビディアが28日発表した2025年2〜4月期決算は、売上高が前年同期比69%増の440億ドル(約6・4兆円)、最終利益は26%増の187億ドル(約2・7兆円)だった。AI(人工知能)向け半導体の需要が好調で、売上高は四半期として過去最高だった。

 一方で最終利益は22年5〜7月期以来、約3年ぶりに前期から減少した。米政府によるAI半導体の対中輸出規制が強化されたことに伴って45億ドル(約6500億円)の関連費用を計上した影響で、業績にブレーキがかかった。

 25年5〜7月期は、対中輸出規制の影響で売上高が約80億ドル(約1・2兆円)下押しされるものの、全体では前年同期比50%増の450億ドルに達する見込みだという。トランプ政権は半導体にも関税を課す方針で、先行きへの不透明感が強まる恐れもある。

 ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「世界中の国々が、AIを電気やインターネットと同じく不可欠なインフラとして捉え始めている」との声明を出し、AI半導体の需要が今後も拡大するとの見通しを示した。

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