『おむすび』菜摘役・田畑志真、橋本環奈の現場での姿をリスペクト「私も見習いたい」
2025年3月8日(土)17時0分 マイナビニュース
現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合 毎週月〜土曜8:00〜ほか ※土曜は1週間の振り返り)で主人公・結の幼なじみ・佐久間菜摘役を演じている田畑志真にインタビュー。結役の橋本環奈との共演について話を聞いた。
連続テレビ小説(朝ドラ)第111作となる『おむすび』は、平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)がギャル文化と出会い、やがて栄養士として、“縁・人・未来”と大切なものを次々と結んでいく物語。阪神・淡路大震災を幼い頃に経験し、神戸から福岡・糸島へと移住した結は、糸島で青春時代を過ごし、高校卒業と同時にかつて暮らしていた神戸の街へと、両親と共に再び戻った。
田畑が演じている菜摘は、さくら通り商店街でパン屋を営む佐久間美佐江(キムラ緑子)の娘。母譲りの明るい性格で、結の良き話し相手となっている。
——結役の橋本さんとの共演はいかがですか?
初めてご一緒させていただいたのですが、最初からとても気さくに話しかけてくださいました。最初前室にいる時に、ご挨拶はさせていただきましたが、あまり自分から話しかけられずにいたら、橋本さんのほうから話しかけてくださって、そこから打ち解けることができました。
——お二人の距離が近づき、幼なじみという関係性ににじみ出るものがありそうですね。
お互いのプライベートの話もしますし、仲良くさせていただいています。きっと役柄での関係性にもプラスになっていると思います。
——数々の作品で活躍されている橋本さんから刺激を受けたことなどありましたら教えてください。
このシーンはこうした方がいいんじゃないかなど、セリフの少ないシーンでもこだわって監督さんとお話されている姿が見ていてとても勉強になりますし、私も見習いたいと思いました。また、現場での空気作りというか。スタッフさんや共演者の方と、いつも気さくにとても楽しそうにお話されている姿が印象的で、私はいつも受け身になってしまいがちなので本当に尊敬します。
——より良いシーンにするために橋本さんが提案されることもあるんですね。
自分がこうしたいというのではなく、作品や他の役者さんのことも考えて提案してくださっていて、すごいなと。また、お芝居の面だけでなく誰かが少し寒そうにしていたら「寒いですか?」と声をかけて、「温度を上げてください」とお願いしたり、本当に視野が広い方だなと思いました。
——ご自身が座長という立場になられた時に、真似したいなと思うような座長像ですか?
尊敬しているところばかりで、すべて真似したいです。
——橋本さんとの共演シーンで印象に残っているエピソードを教えてください。
今でも一番印象に残ってるシーンは、結ちゃんの部屋で二人でお話するシーンです。まだお会いして数日での撮影だったので、少し緊張してしまっていたのですが、橋本さんがとても気さくで、たくさんお話してくださったので、一気に緊張がほぐれて本当の友達の気持ちでその場にいることができました。
■田畑志真(たばた・しま)
2005年12月24日生まれ、熊本県出身。2016年に女優デビュー。主な出演作はドラマ『モンテ・クリスト伯−華麗なる復讐−』『高嶺の花』(18)、『リーガル・ハート〜いのちの再建弁護士〜』(19)、『カンパニー〜逆転のスワン〜』『青のSP−学校内警察・嶋田隆平−』(21)、映画『偽りのないhappy end』(21)、『前科者』(22)、『少女は卒業しない』『クモとサルの家族』(23)など。
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