ロッチ中岡が活躍『イッテQ』が高数値、『格付けチェック』に浜田の復帰願う声=週間テレビ番組注目度ランキング
2025年3月27日(木)6時0分 マイナビニュース
●佳境迎えたTBSドラマ2作品が上位に
視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、テレビ画面に視線を向けていた人の割合がわかる「注目度」の週間番組ランキング(3月17日〜23日)を発表した。
○地下鉄サリン事件から30年…若い世代も注目『1995』
この週では、佳境を迎えたTBSのドラマ2作品が強さを見せた。『クジャクのダンス、誰が見た?』と日曜劇場『御上先生』が、それぞれコア視聴層・個人全体で2位と3位にランクインし、視聴者の熱い視線を集めている。
『クジャクのダンス、誰が見た?』は最終回を目前に急展開だった。広瀬すず演じる主人公・山下心麦に優しく接してきた赤沢京子(西田尚美)への疑惑が浮上。22年前の東賀山事件や父親の放火事件など複数の謎が未解決のまま、最終回へ突入する。
一方、松坂桃李主演の『御上先生』はついに最終回を迎え、第1話から張られていた伏線が見事に回収される展開に、視聴者からは驚きの声が上がった。隣徳学院、霞が関、永田町をつなぐ不正問題に生徒たちが巻き込まれる中、御上先生と生徒たちの最後の戦い、そして卒業という感動的な結末に注目が集まった。
また特筆すべきは、フジテレビの『1995〜地下鉄サリン事件30年救命現場の声〜』がコア視聴層で9位(58.3%)にランクインした点。事件から30年という節目に地下鉄サリン事件の救命現場をドラマ化した本作が、事件を知らない若い世代からも高い注目を浴びた。現代の社会不安を背景に、過去の悲劇を風化させず、記憶を継承することの重要性が再認識された結果と言えるだろう。
○「ゴムに捕らわれた男」にくぎづけ
コア視聴層で4位(64.5%)という高い注目度を記録したのは、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)。今回はロッチの中岡創一がバングラデシュでカレンダープロジェクトに挑戦した。
まずは首都ダッカで、現地で人気を博すパフォーマー・マイケルさんのスナック販売スタイルを体験。続いて話題沸騰中の「YouTube村」へ移動し、中岡はチャドプル村の若者たちとボールゲームで対決し、苦戦の末に勝利を収めた。
さらに中岡は「ゴムに捕らわれた男」で村の若者・サダッムさんと対決。勝利するも、続く大柄なラドゥさんには敗れるという展開に、多くの視聴者がくぎづけになった。
特に視聴者の注目を集めたのは、料理動画で人気の「ビレッジグランパズ」こと、おじいちゃん4人との共同調理シーン。100kgもの牛肉と10種以上のスパイスを駆使した300人前のビーフビリヤニとカレー作りの様子は圧巻だった。
村の人々との交流や料理を通じた文化体験に、SNSでは「YouTube村のおじいちゃんたちにほっこりしました」といった温かい声が多数寄せられていた。
●「佐々木“地雷”希」画面から消える
コア視聴層で6位(61.1%)の注目度を獲得した『芸能人格付けチェック』(ABCテレビ・テレビ朝日系)。浜田雅功が体調不良で休養というニュースが話題となる中、春の特別版として放送された。
フリーアナウンサーのヒロド歩美がアシスタントを務め、細川たかし、藤木直人、佐々木希をはじめとする19人の多彩な出演陣が登場。プライドをかけた真剣勝負を繰り広げた。
特に視聴者の注目を集めたのは、初参戦の佐々木希。「チーム春の新ドラマ」として神尾楓珠、桐谷健太と登場したが、赤ワインと白ワインの飲み比べで白ワインを赤ワインと間違えるなど、不正解を連発。共演者から「佐々木“地雷”希」とあだ名を付けられるほどで、最終的には「映す価値なし」となり画面から消えてしまった。
また、「ミシュランシェフ」チェックでは浜田が作った「絶対にあり得ないオムライス」を選ぶと即アウトという緊張感あふれる展開に視聴者も注目。「浜田オムライスの商品化希望!」などの反響が多数寄せられた。
SNSでは、番組を通じて細川たかしが一流の実力を見せつけた姿に「細川先生の一流ぶりに脱帽」との声も。さらに「浜ちゃんの復帰を待っています」といった、番組に欠かせない浜田の早期の復帰を願う温かいコメントも目立った。
REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら