塩野瑛久、“美しく魅惑的”という役柄に「とてもプレッシャー」 官能シーンにも挑戦

2025年4月18日(金)7時0分 クランクイン!

俳優の塩野瑛久が、麻生久美子と共演を果たしたテレビ朝日系ドラマ『魔物』。本作で塩野は“愛=所有”という危険な考えを持つ、美しく魅惑的な男・源凍也を演じている。近年、大河ドラマ『光る君へ』で演じた一条天皇をはじめ“佇まいの美しさ”が多くの視聴者を虜にしている塩野。本作でも“美しい”と表現される人物を演じているが、塩野が思う“真の美しさ”について胸の内を明かした。

■“美しく魅惑的”という役柄に「とてもプレッシャーです」



 本作は『梨泰院クラス』などを手がけた韓国の大手スタジオ・SLLとテレビ朝日がタッグを組んだ日韓共同制作オリジナルドラマ。将来を嘱望されながらも孤独を抱えて生きている美しき弁護士・華陣あやめ(麻生)の前に現われた、塩野演じる美しく魅惑的な男・源凍也。この二人が、危険な禁断の恋を繰り広げる。

 塩野演じる凍也は、“愛=所有”と信じる、危うさをはらんだ人間。その容姿は“美しく魅惑的”と表現されている。塩野は「とてもプレッシャーですね」と第一声をあげると「ト書きにも、すごくたくさん魅力的なことが書かれているんです。自然に発せられるものであればあるほど、僕にそれが務まるのか……という不安はずっとありました」と正直な胸の内を明かす。

 一方で塩野は「美しいと言っていただけるのは、素直に嬉しいんです」とはにかむと「でも美しいという言葉にもいろいろな意味があると思うんですよ。見た目の美しさという意味では、若い俳優さんも出てきて、顔が端正で、素敵で美しい方がたくさんいます。そのなかで、やはりその人の生き様というか、泥臭さも含めて、一生懸命物事に向き合い、努力して積み重ねてきたことによって生まれる美しさもあると思うんです。そういう美しさをしっかりと兼ね備えていけるような年の重ね方をしたいです」と、自身の美しさの定義を語った。

■体を鍛えて魅せる部分も意識!



 日韓合作ドラマとなる本作は、監督も韓国人が務める。塩野は「プロットを拝見した段階で、物語の運び方を含めて、韓国ドラマっぽいと感じました。現場では日本の撮影と特別違うかといえば、そんなことはないのですが、独特の雰囲気は感じます。ただ、韓国ドラマを作っているわけではないので、僕ら日本人の持っているものを掛け合わせつつ、いいものを作っていければと思っています」と意気込む。

 それでも、「出演が決まったときから、体づくりなどは強く意識しました。韓国の俳優さんはスタイルもよく、筋肉もとても素敵ですから。衣装合わせのときに、自分が細く見えたので、トレーニングをしてから撮影に臨みました」と魅せる部分もしっかりと意識したという。

 演じる凍也というキャラクターについて「このドラマの登場人物たちは、共感してもらえるキャラクターではないのかなと思っています」と解釈を述べると「感情移入というよりは、あやめと凍也から目が離せない……というエンタテインメント的な形で観てもらえるといいのかなと感じています。一方で、あまりファンタジーにならないように、説得力のある演技を心掛けたいです」と語った。

■官能シーンにも挑戦「まさに飛び込むような感じ」


 インティマシーコーディネーターを導入するなど、官能的なシーンも塩野にとっては挑戦だという。「まさに飛び込むような感じです。でも麻生さんがすごく心を開いてくださって、僕のなかでは勝手に心を通じ合えていると思うので、素敵な作品ができると思います」と全幅の信頼を寄せていることを明かす。

 “信頼”ということでは、大河ドラマ『光る君へ』で共演した柄本佑が「めちゃくちゃいい奴」と、クランクイン!のインタビューで塩野の人間性を絶賛していた。その記事を読んだという塩野は「僕が全く関係のないインタビューで名前を出してくださったのが本当にうれしかったです。柄本さんは尊敬している先輩です。また現場でお会いしたいですね」とうれしそうに話していた。

 最後に、自らが大きな挑戦と位置づける本作出演にちなみ、新生活を迎え新たな挑戦をする人たちへのメッセージを求めると、塩野は「新しいことに挑戦することって、すごく不安だと思うんです。でも飛び込んだ先には、絶対に新しい価値観や視野が広がるような出来事があると信じています。だからこそ怖がらずに挑むことが大切だと思います。自分を含めて、新生活を迎える人に“頑張ろう”と伝えたいです」とエールを送ってくれた。(取材・文:磯部正和 写真:小川遼)

 金曜ナイトドラマ『魔物』は、テレビ朝日系にて4月18日より毎週金曜23時15分放送(※一部地域のぞく)。

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