イェ・ジウォンら、事件のカギを握るキャスト捉える『バニシング:未解決事件』新場面写真
2022年4月21日(木)21時0分 シネマカフェ
本作はエリート刑事と法医学者がある遺体発見から巨大な陰謀と隠された闇に迫っていくアクション・サスペンス。ユ・ヨンソクがソウルの刑事ジノを、オルガ・キュリレンコがフランス出身の世界的な法医学者アリスを演じる。監督は『譜めくりの女』ドゥニ・デルクール。経験豊かな国際的スタッフとともに、ソウルが舞台となるオール韓国ロケで作り上げた。本編中、オルガ・キュリレンコが代役なしで演じきった医師としてのシーンも要注目だ。
この度解禁されたのは、法医学研究所でのシーンや、事件のカギを握るキャストらの新たな場面写真。死因の特定できない遺体の報告結果を険しい表情で見つめる刑事ジノ、法医学研究所の所長とともにアリスに協力を要請し、遺体の状況を確認する姿もとらえられている。
そして、アリスの通訳ミスクを演じるのはイェ・ジウォン。フランスとも所縁の深いホン・サンス監督作品でもお馴染みの彼女だが、自身もバラエティー番組でシャンソンを披露するなど、フランス愛を公言。豊かなキャリアと演技力に併せて、韓国では珍しいとされる仏語通訳者を演じる。この上ない適性があったことについて、監督は「彼女ほどの役者が見つかったことは奇跡だった。また、完璧な準備で役に挑んでくれた」と絶賛している。
“運び屋”を演じるのは、「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」ではパク・ボゴム演じるテクの素朴な父親役を演じ、その演技力とギャップに注目が集まったチェ・ムソン。今回は事件の中繋ぎとして残酷な犯罪に手を染める“運び屋”に扮し、予測を上回る不気味な行動で観客を衝撃の渦へと陥れる。
緊張感溢れる本編の中で、一時の癒しとして登場するのがジノの愛らしい姪、ユナ。まもなく誕生日を迎える彼女はフランス語を勉強中で、“マダムアリス”を誕生会に誘う。演じるのは『ただ悪より救いたまえ』でファン・ジョンミンの娘役を演じたパク・ソイ。抜群の演技と存在感、そしてかわいらしいフランス語にも注目してほしい。
『バニシング:未解決事件』は5月13日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。