トム・クルーズ来日会見「ミッション」まだ続く?“もっといけたね”
2025年5月8日(木)4時45分 スポーツニッポン
米俳優トム・クルーズ(62)が7日、最新主演映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(監督クリストファー・マッカリー、17日日本先行公開)の来日会見を都内で行った。3年ぶり25度目の来日。前日のジャパンプレミアでは8分に及ぶスタンディングオベーションが沸き起こり、「素晴らしい反応で、絶対に忘れられない夜になった」と日本のファンに感謝。この日は客席にいた、デビュー当時の作品から字幕、通訳を手掛けた戸田奈津子さんを「勲章(旭日小綬章)、おめでとう」と祝福した。
96年の第1作からプロデューサーとしても名を連ねた人気シリーズの第8作で集大成。飛行中のセスナ機の上や水中でのアクションもスタントなしで挑んだ。「無理だと思うことばかりだったけれど、達成するためにはどのようなスキルが必要かを考える。人生は冒険で、絶対に諦めないことが大事」とさらりと言ってのけた。
シリーズ4作目となる盟友のマッカリー監督は、「集大成で精いっぱいやったが、悔いが残ることがほとんど。トムも昨日、エンドロールで“もっといけたね”と言っていたよ」と告白。トムも「これまでの経験、学んできたことを全て次につぎ込んで進化させたいと思っている。そのための目標を設定して、どんなジャンルの作品でもベストを尽くし、自分のキャリアをより良いものにしたい」と持論を展開した。
既に、主演するアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の新作(タイトル未定)が26年に全米公開予定。ダグ・リーマン監督の新作企画では、国際宇宙ステーション(ISS)での撮影を目指しているとされる。親日家のトムだけに来日回数をさらに更新し、進化した姿を見せてくれそうだ。