リリー・フランキー 「1番むずかった」未来のロボット役を好演も無念「太賀の老けメイクの方が...」

2025年5月9日(金)11時9分 スポーツニッポン

 俳優のリリー・フランキー(61)が9日、都内で行われた「短編映画『ラストシーン』プレス向けプレミア試写会」に出席し、見どころや撮影秘話を語った。

 同作は日本を代表する映画監督の是枝裕和氏が初めて挑んだタイムトラベル・ラブストーリー。全編「iPhone16Pro」で撮影された。

 リリーは過去にも是枝監督作品に出演。今回、CGを使いながら、頭や腕がスケルトンという未来のロボット役を演じ「今まで1番むずかった」と回顧した。「(監督に)ロボットでと言われた時に、何か試されている気がする…と思った。僕達の知っているロボットは昭和の工業ロボット。何十年後のロボットを演じるのは、いろいろなことを考えた」と最大限にイメージをふくらませて撮影に挑んだ。

 準備万端で臨んだ演技は「凄く出来が良かった。相当な仕上がりだったから注目浴びるぞ」と大満足。しかし、その自画自賛の演技、役作りを主役の仲野太賀が簡単に上回っていったという。「太賀の老けメイクの方が面白かったです。めちゃくちゃおじいちゃん太賀だったから…。ロボットが薄く感じたもんね。CG対人力という感じで面白かった」。老人に扮した仲野の存在感に圧倒されたと振り返るが、面白くて楽しい、充実の共演だった。

 リリーが若かりし頃、映画監督を志す人間にとって最も必要だったものは「お金」だった。しかし現代では撮影技術が発展したことで、映画制作のためのハードルも変化。「10代でも100歳でも映画監督になれるんだな」と話し「俺もなにか撮りたいなと思った。みんながそう思ったんじゃないかな」と野望を語った。

スポーツニッポン

「リリー・フランキー」をもっと詳しく

「リリー・フランキー」のニュース

「リリー・フランキー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ