ロコンド田中社長 ド軍本拠ではなく敵地で広告出した理由語る 唯一の回に大谷翔平が打席立ち、狙い的中
2025年5月11日(日)13時51分 スポーツニッポン
ファッション通販サイト「ロコンド」の田中裕輔社長(44)が11日までに更新された同社のYouTubeチャンネル「ロコンドLOCONDOCHANNEL」に出演。タレントの宮迫博之(55)が8日に米アリゾナ州フェニックスで行われたダイヤモンドバックス—ドジャース戦で始球式を務めた裏側やこの試合で広告看板を出した理由などを語った。
動画は宮迫が始球式を務めた現地時間翌日に撮影された。田中社長は昨年大谷の51号ホームランボールをオークションで落札。それがきっかけとなり「ダイヤモンドバックスとドジャースのスポンサーをしないかと言われました。今回やっているスポンサーは、いわゆるドジャースの看板みたいな年間広告じゃない。あれって凄く高くて(ドジャースなら)数億円するレベルなので、それだと費用対効果が合わないかなと思った部分もあった。今回スポンサーをさせてもらったのが、このダイヤモンドバックスとドジャースの試合のドジャースの攻撃の特定のイニングだけにバッターの後ろに広告看板が掲載される。あれって毎回コロコロ変わる看板広告なので、その権利を買わせていただきました」と説明した。
今回田中社長が購入した看板広告は6イニング分。「ドジャースタジアムの看板だと結構高いんですけど、ダイヤモンドバックスの球場のドジャースの攻撃回の看板だと比較的お安く買えることができる。1イニング当たりのバッターの後ろの広告看板とテレビCM30秒。これがだいたい今同じくらいの値段。野球の1イニングって平均すると10分。短いと7分とかなんですけど、7分から10分くらいずっと看板に出る。やっぱり日本で一番視聴者が多いドジャースの攻撃の回で出るのは凄く面白いと思っています。テレビのCMで30秒流れて終わるよりも価値があると思ったので購入させていただきました。決して凄く大きな金額じゃなく、世の中の大企業のテレビCM予算と比べると0.1%みたいな水準かなと思います」と看板広告とテレビCMの違いなどを説明した。
8日の試合で広告が出されたのは5回の1イニングのみだったが、大谷が2死走者なしで打席に立ち、狙いが的中。結果は二ゴロでドジャースの攻撃もあっさり3者凡退に終わったが、注目度の高い大谷が打席に立つ後ろで広告が出された。
宮迫が闇営業問題を起こした翌年の2020年、田中社長は同社のテレビCMに起用した。その後はYouTubeで度々コラボし、宮迫の恩人といえる存在だ。
その田中社長が宮迫に始球式の権利を譲った理由について、本紙の取材に「芸人としての能力に対しては絶対的な信頼を置いている」と、宮迫を重用している理由を明かした。球場には宮迫の後輩でピン芸人のたむらけんじ(52)とともに駆け付け「始球式も最高のエンタメにしてくれると信じていた」と絶賛していた。