山崎武司、先発投手が高年棒の風潮に持論「精神的な苦痛料なんだなって」

2024年5月15日(水)18時30分 マイナビニュース

元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が4日、YouTubeチャンネル『ピカイチ名古屋チャンネル』で公開された動画「【第2話】メジャー挑戦報道の小笠原は速球磨け!! 中日投手陣はこの先盤石で安泰なのか?!【山崎武司さん・ギャオス内藤さん】」に登場。先発投手が高年俸の風潮に持論を述べた。
○精神的な苦痛料?
ギャオス内藤氏がイメージとは違って意外と繊細だという話から、先発投手ならではの心労について話す流れに。山崎氏は「僕ら野手からしたら、先発投手って年間で27、28試合しか投げないんですよ。で、3億円もらうやつがおる。僕らは142試合ずーっと毎日出て、タイトル獲ってやっと3億円ぐらいもらえる。『馬鹿野郎〜』って思った時期あったんですよ」とこぼしつつ、「先発ピッチャーって、1試合投げるじゃないですか。1週間空くじゃないですか。勝ったら1週間いい気分で過ごせるんです。負けると1週間どん底なんです」と持論を展開する。
さらに、「で、2週間3週間勝てないことってどんなピッチャーでもある。あの田中将大だって1カ月勝てない時があった」「2週連続負けたら、12日間これ(落ち込む)をやらないといけない」と続け、「それを思った時、僕らは次の日取り返せる。ヒット1本打てば『あ、嬉しい』」「それ(打てない日)が5日間続く時もありますよ。でも、よっぽど半月続く時ってないんです」と説明。その上で、「だからピッチャー、とくに先発ピッチャーは精神的な苦痛料なんだなって思うようになったのが、やっと20年目ぐらい」と、考え方が変わったことを明かしていた。
【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。

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