「そこは僕の失敗っちゃ失敗」“トレエン”斎藤さん(46)がファンとの「500万円投げ銭トラブル」について語った《週刊文春の直撃取材に…》
2025年5月22日(木)18時0分 文春オンライン
〈 「誕生日だけで軽く100万円を超えて…」“トレンディエンジェル”斎藤さん(46)がライブ配信で「500万円投げ銭トラブル」に 〉から続く
「トレンディエンジェル」の斎藤さんこと斎藤司(46)が、ファンのA子さんとの間で500万円以上の“金銭トラブル”に陥っており、所属先の吉本興業が定めるプレゼントルールにも違反していたことが「週刊文春」の取材でわかった。

◆ ◆ ◆
あの事件の直後に“決別のメッセージ”
いつしか斎藤さんへの「投げ銭」の総額は500万円を超えていた。しかし、翌月の3月12日、あれほど近しかった斎藤さんからA子さんに「決別のメッセージ」が送られてくる。
「斎藤さんが2月に、レ・ミゼラブルの東京公演千秋楽の記者会見に出席していたので、その感想と一緒に『観たかったなー』とDMを送ったんです。すると『アタックしてあげる!来れそうな日にちおしえて!』って連絡が来た。そのメッセージを見た時には泣いちゃうくらい嬉しかったです。
その後、『ちゃんと取れたよ。良い席だから黙って来なさい』って、3月11日の大阪梅田芸術劇場での公演のチケットを用意してもらいました。終わった後に斎藤さんが宿泊しているホテルの下で待ち合わせてグッズにサインをしてもらいました」
その日、斎藤さんと別れた後もDMのやり取りは続いた。斎藤の大阪公演の出演が13日までということもあり、12日にA子さんが今までと同様に会えないかと打診すると斎藤からA子さんにこんなメッセージが届いた。
《A子がいうような個人的に会いたいという気持ちにはどれだけDMを送ってもらっても、ギフトを貰っても応えることができない》
《ギフトを投げないでって言ってるのに投げたりされたら不本意だとしてもブロックするね》
A子さんに対して「もう投げ銭をしないでほしい、個人的に会うこともできない」と伝えたのだった。A子さんが続ける。
「ギフトの引き換えに会いたいとか、一線を越えた特別な関係になりたいなんて微塵も思ってませんでした。ただ、純粋にファンとして応援する気持ちを伝えたかっただけだったんです。私はこれまでに斎藤さんには500万円以上のギフトを送ってきました。仮に高額ギフトが嫌だったら、そんなに使う前に、TikTokからギフトを送れない設定にしてライブをすればよかったはず。DMをブロックすることもとっくにできたでしょう。純粋に応援の気持ちとしてギフトを投げていただけなのに、今までの気持ちを踏みにじられた思いでした」
“ある事件”が関係しているのか?
奇しくも斎藤のメッセージが送られた前日の3月11日には、 東京・高田馬場の路上で配信者である女性がファンだった男性に刺殺される事件 が起きていた。
「殺された配信女性はファンの男性との間に多額の借金トラブルを抱えていた。報道では ファンの男性が女性に“月に10万円投げ銭していた”などと報じられ、ライブ配信が孕む危険性が注目されることとなりました」(社会部記者)
この事件を知った斎藤が慌ててA子さんとの関係を見直そうとしたのだろうか。3月24日夕方、斎藤を直撃した。
「結構な額を投げるようになられて…」
——週刊文春です。斎藤さんがDMをされているファンのA子さんとのトラブルについて身に覚えはありますか?
「わかりますよ。ある時そのファンの方が、結構な額を投げるようになられて。無理されてるなっていうのは、もう肌感で分かったんで。ちょっとやめましょうかっていうのを」
——A子さんは斎藤さんに500万円以上投げ銭していると。
「びっくりして。だから例えば、600万円、500万円だとしたら(TikTok側の収益を差し引いても)僕が150万円とかいただいちゃってるっていうことになる。さすがに僕も気持ちよく受け取れない。だからその分は返すつもりはありますけど、気持ち的にはね。やっぱ(彼女が)大変だっていうのはわかってるんで」
「ブロックをするのはもちろん簡単ですよ。」
——彼女が大変だろうという気持ちがあったのなら、ここまでの金額に至る前にギフトをオフにするとか、もっと早くDMをブロックするなど、やるべきことはあったのではないですか。
「それは、僕のミスかもしれないですけど、彼女は(配信を)見に来たがっていた。僕が例えば、じゃあその配信をやめるっていうことに対して、すごく過敏になっていたんですよ。これだけの金額になると、ギフトをオフにしなきゃいけないし、さすがに。もう投げてもらいすぎなんで、それは困るという話をした時に過敏に反応したわけです。
ブロックをするのはもちろん簡単ですよ。ただ、ブロックした後にもう彼女のその後っていうのはめちゃくちゃ心配だったんです。結果的に、確かにそんな額にいってるっていうのもまあ正直驚いてるし。じゃあ100万ももらったあとにこの後500万いくなんてもちろん思ってないし。(投げ銭を)やめてくれるよねって約束もしたことありますし」
常識の範囲内で、応援したい人がいるのも事実
——ギフトをオフにすると他の投げ銭をしたいファンが投げ銭できなくなる。一人のためにそれはできないと思った?
「うちの枠って彼女くらいすごい投げてくれる人って別にいないんです。でも、投げたい人もいるんですよ。常識の範囲内で応援したいって言ってくれる人がいるのも事実です。やっぱ投げ銭目当てじゃなくはないんだよ。仕事もすごい別にね、暇な日とか空いてる時間とかが、有意義に使えたり。かつ僕もそもそも単独ライブを一杯にしたいって気持ちっていうのがあるんで(TikTokライブをやっている)。
実際、ファンの人っていうものが久しぶりに増えて、嬉しくなったっていう気持ちもそれも事実。そういったところで、やっぱりギフトに少し頼ってしまったっていうのもあるんだけど。だからすごい難しいんですよ」
「その奥さんにももちろん相談して」
——3月11日に高田馬場で配信者が巻き込まれた事件が起きている。あの事件を見て……。
「いや、思いましたよ」
——翌日の12日にA子さんにDMを送ったのは、それが原因?
「それはもう関係ないですね。その次の日に東京に帰るって(僕は)言ってたし。その時、僕も、もう結構本当にもうどうしようどうしようって。彼女の気持ちも、もちろんわかったし。で、その奥さんにももちろん相談して。ビシッと言わなきゃダメな時はダメっていうことも言われてたんで(あのDMを送った)」
——事件が心によぎった部分もあった?
「もちろんありましたけど。それだけでDMを送ったっていうわけじゃなく前からちょっとどうしようかと思い悩んでた部分があって。もちろん彼女はそんなことする人じゃないっていうのは、喋ればわかる。
そういうことをしないのは別にわかってるんですけど、もうずっと口酸っぱく言ってるんですけど、彼女の懐とかがめちゃくちゃ心配だった。それはもうDMでもひたすら言ってますけど、無理してるやん。絶対にどう考えてもっていうのを常に伝えてて。だからもちろんその途中でね、こうなるってわかってたら、そりゃあ100万とかの時に止めてました」
プレゼントは「会社には伝えてなかった」
——所属する吉本興業には、プレゼントルールが制定されているのはご存知ですよね。1万円以上のプレゼントや金券をいただいてましたよね?
「スタバ(のギフトカード)が送られてきました。もちろんちょっと使っちゃったりはしましたけど。基本的にほとんどそのまま手つけられてないという気持ちがあって。会社には伝えてなかったんですけど」
——投げるギフトの指定はしなかったですか? 「ファンダムがいい」と。
「ファンダムの時って、彼女がまだそこまで投げてない、時期的にも。あの時応援してくれるんだって思い始めた時期っていうのがあるんで。じゃあ、ファンダムかなみたいな」
恩返しで、レミゼのチケットを彼女に取った
——A子さんを3月11日にレミゼの公演に呼んでますよね。なぜ呼んだのでしょうか。
「たくさん投げてくれる人にちょっとでも恩返しできないかなっていう気持ちで。レミゼのチケット、僕は何人かに取ってあげるよって決めてたんです。実際作品が素晴らしいので、彼女のその感受性が豊かだなって、僕を見て笑ってくれるぐらいだから、これを見たらもっとそのなんか心動かされる部分もあるかもしれないし、違う自分も見せられるかもしれないって、ただその気持ちだけでレミゼのチケットを僕は彼女に取ったんです」
——それによって、彼女にもっと投げ銭してほしいという思いはあったか?
「僕は純粋に感動してほしいし、素晴らしいし、恩返しっていうだけですね。だからもちろんその後によし、これでもっと引っ張れるなんて、そんなことは(思ったことはない)。だってもうやめてくれって言ってたよ、僕は」
「線引きしないと。本当勉強になりました。」
——ファンと今回のような距離感で、投げ銭ありの配信を続けるのはトラブルの元では?
「それ思いました。だからちょっと向いてない。配信してる時は向いてるって言われるんですけど。いざやっぱそういうバックグラウンドのケアになると、もう本当プライベートもそうなんですけど、本当曖昧な返事を繰り返すんで、本当向いてないなって思いました。雑さと、甘えてしまうというか、こんぐらいで大丈夫だろうみたいな。線引きしないと。本当勉強になりました。だからやっぱりみんな芸能人とかはギフトをオフにしてるんだ、っていうのは思いましたね」
A子さんと会っていたのは「ガス抜きのため」
——A子さんは「純粋に応援したいというファンの気持ちを踏みにじられた」と言っている。
「最後のやり取りについては、僕だけがやってるわけじゃなくて。いろんな言葉を聞いた上でね。それを家族、奥さんとか友人とか、こういう場合どうしたらいいのかなっていうので打ってるもので、どうしてもそれが事務的になっている可能性はあるんです。だから、僕だけの言葉じゃないのが、ややこしいところで。だから、いわゆるマニュアル。温度感が急になくなってるっていうところだと思います。どこに行ってもファンの方じゃないです。そうするとちょっとこう、ぐっと引いちゃう気持ちも理解できます?」
——一方で、直接A子さんと会っていた事実もある。
「それはそのガス抜きのためです。だから今となって良くないんだなっていうのが分かります。良くないんだなっていうのみんなに言われますけど、このDMなんかもちろん返しちゃダメっていうのはわかりますし。だからそこは本当僕の失敗っちゃ失敗ですね。もちろん良かれと思って、喜ぶかなっていうことで、やったことではあったんですが……」
「この2点だけ、僕の思いを伝えさせてください」
約1時間近く、記者の質問に答え続けた斎藤。最後に、「この2点だけ、僕の思いを伝えさせてください」と思いの丈を語り始めた。
「基本的に、自分的にはもうそんな大きいの(投げ銭)はいらないんです。やってる対価として大きいのはいらないっていう気持ちが1つあるっていうのは、それは本当なわけ。ただ、もちろんギフトを全く目的じゃないっていうこともない。この2点だけ。綺麗なやつだけにはなりたくないっていうか。
ちゃんとギフトが目的というのは1個もちろんあるよ。あるけど、ただやっぱトゥーマッチだとこっちもやっぱネタをやって対価をもらう人間なんで、普通の一般の配信の人みたいに、やっぱ上の人とか億とかね、2000万とかもらってるわけじゃないですか。それってやっぱ俺、対価じゃないと思ってる。綺麗な人間じゃないけど、そういう思いが本当だってことは」
斎藤が所属する吉本興業に斎藤の投げ銭トラブル、プレゼントルールの逸脱について見解を聞くために質問状を送付したところ、以下の回答があった。
「事実関係を確認し、社内規則違反があれば厳正に対応する所存です」
トラブルの代償はいかに?
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)
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