橋下徹氏「玉木さんも随意契約なんて一言も言ってなかった」 コメ問題、野党の姿勢も批判「ちょっと卑怯」
2025年5月22日(木)16時23分 スポーツニッポン
元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が22日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)に生出演し、「コメは買ったことがない」の失言で更迭された江藤拓前農相(64)に代わり、自民党の小泉進次郎前選対委員長(44)が後任に就任したことについて言及した。
21日の党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表はコメ価格高騰を巡る政府の対応が遅れていると非難。「(5キロ当たり)3000円台でなければならない」と発言した石破茂首相に対し、「3000円台に下がらなかったら総理として責任取りますか?」と質問した。首相は「これは責任取っていかねばならないと思っています」とし、値下がりが実現しなかった場合「きちんと説明するのは政府の責任だ」と話した。
橋下氏はコメの価格抑制について「石破さん、やろうと思えばもっと早くできてたんです」とコメント。「今、日本に流通してる米700万トンのうち100万トンの備蓄米を、仮にですよ、0円で市場に放出すれば4000円台のが3000円になる。今、備蓄米をどうしてるかというと、入札にかけて、入札は高い値段を出した人のところに売り渡すわけだから、どんどんどんどん価格が上がっていく。これ何やってんだと僕は思ってですね」とこれまでの放出方法への異論を語った。
小泉新大臣は備蓄米の売り渡しを入札から随意契約に見直すなど方針転換を示した。橋下氏は「ただ、玉木さんは小泉さんのこととかいろいろ批判しているが、玉木さんも随意契約なんて一言も言ってなかったじゃないですか。僕は野党、与党の国会議員と議論させてもらって一部の人は随意契約に気付いたが、ほとんどの国会議員は随意契約知らないんですよ」と指摘。自身は「行政の長をやっていたので」この手法を知っていたと言い、「もうオークションなんかやめて備蓄米の価格が下がるように、極端な例を言えば0円放出ですけど、それが極端だったら国が仕入れた価格、国が儲けないぐらいの価格60キロ1万円ちょっとぐらい、それぐらいで放出していけばそりゃ下がりますよ」と説明した。
そして「野党の方も今まで言わなかったのに、いかにも全部自民党に責任を負わせるというか、ちょっと卑怯だなと思う」と玉木氏を始め野党の姿勢への違和感も口にした。