NHK受信契約減少に歯止めかからず…稲葉会長「下げ止まりの確信得られない」
2025年5月22日(木)9時5分 読売新聞
NHKの稲葉延雄会長は21日の定例記者会見で、減少傾向にある受信契約総数について、「下げ止まりをこの中期経営計画期間(2024〜26年度)で確認したいと思っているが、今に至っても確信を得られる状況になっていない」と、減少に歯止めがかかっていないとの認識を示した。
NHKの受信契約総数は、19年度末には過去最高の4212万件だったが、コロナ禍や営業手法の変更で減少に転じ、先月発表された四半期業務報告では、24年度末で4067万件と、5年間で145万件減少していた。
また、稲葉会長は、人間ドックで初期の肺がんが見つかったことを公表。早期発見で回復が見込めるとして代行を置かず、治療を続けながら業務を続ける。