中居正広氏代理人 フジ第三者委回答「到底承服いたしかねます」聴取音声データ開示、説明も再要求
2025年5月23日(金)20時32分 スポーツニッポン
元タレントの中居正広氏の代理人弁護士が23日、フジテレビの第三者委員会へ再要求を行った。22日に第三者委員会が公表した回答について「当職らの釈明要求に全く答えておらず、当職らとしては、到底承服いたしかねます」と受け止めを記した。
「貴委員会のヒアリングにおける、中居氏の音声データその他関係する反訳書等につきましては、本人に開示できるはずです」と主張。「当職らは、これらを再度要求させていただきます」とし、期限は28日とした。また「来週には以下の5点を含む諸論点を加えて、さらに釈明を求める予定です」とした。
フジテレビの第三者委員会は22日、中居氏と女性をめぐるトラブルについて、同委員会の調査報告書が元タレント中居正広氏の「性暴力」を認定したことをめぐり、中居氏側が認定について反論していたことへの回答として「事実認定は適切だった」とする書面を公表した。
中居氏側は第三者委に対し12日、「一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為は確認されなかった」と主張し証拠の開示や釈明を求めていた。
▽中居氏代理人が説明を求める5点
1 予防政策・疫学研究等を目的とした公衆衛生上の概念であるWHOの定義を使用したことについて
2 守秘義務に対する貴委員会の調査範囲及び調査対応について
3 貴委員会によるヒアリングの手法及び中居氏に対するヒアリングについて
4 「業務の延長線上」という拡大解釈について
5 貴委員会の権限と限界について