イングランド代表監督、A・アーノルドに守備面の改善を要求「軽視しているところがある」

　イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド（リヴァプール）は守備面で改善するべき部分があることを指摘した。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　3月の活動は負傷のため、イングランド代表に招集されていなかったA・アーノルドだが、6月のFIFAワールドカップ26欧州予選、および国際親善試合に臨む同国代表メンバー入りし、トゥヘル監督体制下では初招集を果たした。

　そんなA・アーノルドだが、トゥヘル監督は「彼は攻撃面での貢献に頼りすぎて、守備面での規律や努力を軽視していることがあるようだ」と守備面では改善する必要があることを明かした。

「長年にわたりリヴァプールで彼が果たしてきた大きな影響力を、イングランド代表でも発揮したいのであれば、守備面の部分を非常に真剣に受け止めなければならないと思う」

「なぜなら、特に予選や本大会での試合になると、たった一度のミスや100パーセント集中力がない瞬間が決定的な結果となってしまい、スーツケースをまとめて家に帰る羽目になることがあるからね」

　なお、リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督からも「世間が言うよりもずっと優れたディフェンダーだ」と語られながら、「トレーニング中の彼のすべての時間に満足していたわけではなかった」と練習態度への不満が明かされているA・アーノルド。今季限りでリヴァプールを退団することが決定し、レアル・マドリードに加入することになりそうだが、果たして両指揮官から指摘された課題を克服することはできるのだろうか。