小泉進次郎氏VS江藤拓氏 新旧農水相に浅からぬ因縁 青山和弘氏「実はこの2人、もの凄く仲が悪い」

2025年5月25日(日)16時24分 スポーツニッポン

 元日本テレビでジャーナリストの青山和弘氏が25日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、自民党の小泉進次郎農水相と“農水族”との因縁について解説した。

 コメ価格の高止まりが続く中、江藤拓前農水相の「私はコメを買ったことがない」とした一連の発言などが問題視されて辞任。後任に就いた小泉氏は、さっそく市場を視察したり、価格高止まりの一因だった入札制度の中止、5キロ当たりのコメ価格を2000円台にすることなどを掲げた。

 番組では、農政を巡る人物相関図を画像で紹介した。江藤氏は生粋の農水族。さらに森山裕幹事長はかつて農水相を務め、現在も自民党内では農水族のドンと目されている。青山氏は「今回、江藤さんから小泉さんになった。実はこの2人、もの凄く仲が悪い」と説明。「江藤さん、実は森山さんもなんですけど、小泉さんのお父さんに刺客を立てられた“郵政造反組”なんです」と続けた。小泉氏の父、小泉純一郎元首相はかつて、自身が推し進める郵政民営化に反対する議員の選挙区に、刺客と称して党内から別の議員を出馬させる強硬策を実施。江藤氏と森山氏は、その際に刺客を立てられたという過去がある。

 こうした因縁も踏まえ、青山氏は「今回も引き継ぎ式は頭撮りが禁止になった。テレビカメラが入れなかった。ケンカになったら嫌だからということなんですね」と解説。「それくらい大きな転換になったわけです」と続けた。

 とはいえ、小泉氏と森山氏については「決して敵対し合っているわけじゃない」という。昨秋の衆院選では、幹事長と選対委員長として、タッグを組んでいる。また今回の就任に際し、森山氏からも小泉氏に「なってくれという連絡はしている」(青山氏)という。

 15年から党の農林部会長を務めたことのある小泉氏は、農政改革を任されたが、農水族や農水相からの猛反対で封じ込められた。雪辱をもくろむ小泉氏と、断固阻止する構えの森山氏。青山氏は「本当に小泉さんや石破さんがやろうとしている改革をやろうとしたら、(森山氏と)絶対にぶつかる」と、2人の今後の関係性に懸念を示した。

スポーツニッポン

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