小泉進次郎農水相 備蓄米2000円で投入の意図 生産者に向け「コメ離れが深刻に」「ご理解を」
2025年5月26日(月)22時36分 スポーツニッポン
自民党の小泉進次郎農水相(44)が26日、テレビ東京系「WBS」(月〜木曜後10・00、土曜後11・00)に生出演し、コメ生産者へのメッセージを発した。
5月12〜18日に販売されたコメの平均価格がこの日、発表された。5キロあたり4285円で、前週を17円上回る過去最高値を更新。高止まりの現状が続いている。小泉氏は現状のコメ価格を「異常な高値」と評しているが、気になるのは「作れば作るほど赤字」と言われてきたコメ農家への配慮だ。
小泉氏は「今回平均4285円のところに2000円の備蓄米を、しかも令和4年、3年のものですから、これを2000円で入れていく」と説明しつつ、「4285円という高止まりを続けると、消費者のコメ離れが深刻になりかねない」と懸念した。
その上で、「そこは生産者の方も望むことではないので、今回特に生産者の皆さんにご理解いただきたいのは、2000円の備蓄米を入れることで、1回マーケットを落ち着かせないと」と、安価なコメを投入する理由を説明。「これから消費者と生産者が一致したところで、適正な価格は?と言ったところで、冷静な話し合いができない。こういったところに1回、水を差さなければいけない」とし、「生産者の皆さんには、そんな思いもご理解いただけるように、丁寧な説明を続けていきたい」と述べた。