小泉進次郎農水相「選挙のためじゃなくて」 コメ高騰で日本経済への影響懸念「好循環止まりかねない」
2025年5月26日（月）22時51分 スポーツニッポン
自民党の小泉進次郎農水相（44）が26日、テレビ東京系「WBS」（月〜木曜後10・00、土曜後11・00）に生出演し、コメ価格高騰対策と選挙戦について思いを語った。
30万トンを放出する政府備蓄米の随意契約による販売申し込みが、この日から開始。既に6社から合計2.8万トンの申し込みがあったと報告した。
国民の財布を直撃している、主食を巡る問題。キャスターの田中瞳アナウンサーからは「選挙を見据えた上でも、コメ担当大臣として責任の重さは感じていますか？」と、今夏に投開票される参院選と関連付けて問われた。
小泉氏は「この問題は選挙のためじゃなくて」と返し、「本当に国民生活と日本経済全体のことを考えた時に、コメの異常な高騰をこのまま放置したら、日本経済がようやく30年間の（停滞から）物価と賃金の好循環が回り始めたところが、止まりかねない。そうしたら、本当に日本経済が大変なことになると思う」と続けた。
「ようやくデフレから適正なインフレの方に歯車が回ってきて、価格転嫁や賃金が上がってきたところに水を差さない」。そう決意を示しつつ、「そのために、特に異常な値上がりを示しているコメに対して、（価格を）抑えていかなければならない。そのためにあらゆるカードを使わなければならない」と述べた。
