映画「教皇選挙」興収10億円突破 初動110館以下の洋画実写で13年ぶり快挙
2025年5月26日(月)13時43分 スポーツニッポン
本年度アカデミー賞において脚色賞を受賞したレイフ・ファインズ主演、エドワード・ベルガー監督最新作「教皇選挙」の興行収入が、公開65日目の23日、10億円を突破した。配給のキノフィルムズが26日に発表した。
本作は、ローマ教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)を描き、ジャーナリスト兼作家のロバート・ハリスの原作を、「裏切りのサーカス」でアカデミー賞にノミネートされたピーター・ストローハンが脚色し、Netflixオリジナル映画「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が映画化。第97回アカデミー賞では作品賞含む8部門にノミネートされ脚色賞を受賞した。
3月20日から全国106館で上映がスタートした本作は、初日からの週末4日間で累計128回満席の大ヒット。週末映画ランキングでも8週連続でTOP10にランクインを記録した。
また、今月上旬には実際にコンクラーベ(教皇選挙)が取り行われ、新教皇が誕生。作品の圧倒的好評に加えて映画と現実世界がシンクロする異例の事態で、作品の人気に拍車をかけた。
公開から67日間で、動員累計71万1381人、興収累計10億2309万6146円に。05年以降の直近20年間において初動110館以下の洋画で興収10億円突破したのは「教皇選挙」「最強のふたり」「英国王のスピーチ」の3作品のみで、2012年日本公開の「最強のふたり」からは13年振りの快挙となった。