田崎史郎氏 農水省はコメ価格「もっときちんとやりたかった」 問題は?「農林族の大臣が押さえ込んで...」
2025年5月26日(月)17時31分 スポーツニッポン
政治ジャーナリスト田崎史郎氏が26日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月〜木曜後3・30)に生出演し、コメ価格高騰を巡る裏事情を解説した。
政府は26日、放出する備蓄米30万トンの随意契約による販売受け付けを受付をスタートした。価格は玄米60キロで1万700円で、年間1万トン以上の取り扱いがある大手小売業者が対象。8月までに消費者に提供される分については先着順での申し込みで、小泉進次郎農水相は5キロ当たり2000円ほどで6月上旬にも店頭に並ぶことを見込んでいる。
“令和のコメ騒動”と呼ばれる今回、浮き彫りになったのが、農政の問題。キャスター辛坊治郎氏は「古古古米は2000円でダンとスーパーに並んで、ニュースになるかもしれないけど、その後、継続的にコメの値段がどうなるかとは別問題だと思う」と、価格の下落が一時的なものになる可能性を懸念。田崎氏も「そうですね」と続いた。
コメ価格を巡る農水省のスタンスについて、田崎氏は「役人が消極的だったとは僕は思わない。小泉に対する農林官僚の協力にしても、まじめに協力している。嫌々やっているわけじゃない、聞いていると」と説明。「むしろ農水官僚の人たちはもっときちんとやりたかった」としつつも、「でも農林族でもある大臣が押さえ込んでいた、あるいは聞かなかったのが実態なのかなと思う」と、問題の核心部分を痛烈に指摘していた。