豊島将之九段、“関西三銃士”再結成!「3人で力を合わせて」前年のベスト4以上進出なるか?/将棋・ABEMAトーナメント2025

2025年5月27日(火)11時0分 ABEMA TIMES

 前回大会で躍進した“同世代コンビ”が再結成を果たした。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」のドラフト会議の模様が5月24日に放送された。豊島将之九段(35)は、昨年に続き糸谷哲郎八段(36)と大石直嗣七段(35)を指名獲得。「去年初めてベスト4まで行けたので、同じメンバーでもう1回やってみようかなと思いました」とチーム構想を明かした。

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 前回大会で『関西三銃士』を結成し、準決勝まで進出を果たしたチーム豊島。同世代の糸谷八段と大石七段との3人組は「お互いよく知っている分、気楽でもありましたね」とチームワークの良さが躍進の原動力となったようだ。

 事前に「あまり重複はしない予定」とミステリアスな笑顔で構想を語っていた豊島九段だが、その通り一巡目で糸谷八段、二巡目で大石七段とそれぞれ単独指名に成功。「同じメンバーでもう1回やってみようかなと思いました」と構想通りの獲得に満足げな表情を見せていた。

 リーダー経験もある糸谷八段には、「早見え早指しなので勢いのある将棋を期待しています」。また、大石七段は「昨年、糸谷さんがアドバイスした通りに指していて、素直だなと(笑)。あとは自分で展開を作っていく能力が高いのかなと思うので、そういうところに期待したいですね」とコメントしていた。

 今期は、過去最少の8チームで頂点を争うことになる。その分、A級棋士をメンバーに指名するチームが出現するなど「本当にどのチームも重厚で、大変な強敵ばかりだなと思いました」。激戦を見据える一方で、「どのチームも強そうなので、あんまり戦いたくはないですね。はい(笑)」と“豊島節”をさく裂させる場面も。「見渡しても本当に強いチームばっかりなので、まず予選突破を目標に。予選もかなり厳しい戦いにはなると思うんですけど、勝ち上がれるようにしたいなと思います」と着実な前進を誓った。

 「3人で力を合わせて頑張っていきたい」と語る豊島九段は、競合揃いのチームでどのような存在感を発揮するのか。2年目の“関西三銃士”にも大きな期待が寄せられている。

◆ABEMAトーナメント2025 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が8回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士7人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全8チームで行われる。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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