歌手の久保浩さん死去、78歳「脳出血による衰弱のため」 「十九の春」などヒット、橋幸夫&三田明に続く“青春歌手”
2025年5月28日(水)11時54分 オリコン
久保浩さん
告別式は、4月18日に遺族の意向により家族葬にて執り行われた。喪主は長男の知也さんだった。
久保さんは、1946(昭和21)年11月1日生まれ、福岡県北九州市出身。青春歌謡ブームの1964(昭和39)年、作曲家、吉田正さんの門下として、ビクターレコードから「霧の中の少女」でデビューした。甘く端正なルックス、低音で清潔感のある歌声で、橋幸夫、三田明に続いて吉田学校の青春歌手として人気を上げた。
名づけ親は鶴田浩二さんで、浩二の「浩」をとって久保浩となった。その後「白百合悲し君に似て」「哀愁の街に霧が降る」「十九の春」などのヒット曲を生み出した。
2016年に脳出血を発症。その後復帰したが、2024年に再発。療養生活を送っていた。
2025年6月10日のBSテレ東『プレイバック日本歌手協会歌謡祭』(17時56分〜)で、2014(平成26)年11月に開催された「第41回歌謡祭」で「霧の中の少女」を歌った在りし日の姿が放送される。
また、6月5日、東京・文京シビックホール大ホールで開かれる「日本歌手協会 夏まつり 唄まつり 2025」では、長年親交のあった三田明が久保さんを偲んで、急きょ「霧の中の少女」を歌うことが決定した。