『キャロル』『夜明け告げるルーのうた』ほかミニシアター支配人が選出「夏休みの映画館2022」

2022年7月13日(水)18時45分 シネマカフェ

『夜明け告げるルーのうた』(C)2017 ルー製作委員会

写真を拡大

全国各地のミニシアター支配人が推薦する、多種多様な映画を上映する「夏休みの映画館」が今年も開催。高畑勲監督『セロ弾きのゴーシュ』からトッド・ヘインズ監督『キャロル』まで、7作品を上映する。

「夏休みの映画館」は、地域に暮らす子どもたち(小学生〜高校生、大学生)が、夏休みに地域の映画館(ミニシアター・コミュニティシネマ)を訪れ、多様な映画と初めての映画館に出会い、未来の観客を育てるとともに、地域と映画館のつながりを深める1週間の上映プログラム。

参画する日本各地のミニシアターから本企画への思いも到着。鹿児島ガーデンズシネマより「昨年は、小学生が夏休みの自由研究の題材として選んでくれました」、横浜ジャック&ベティより「昨年はシネコン以外の映画館は初めてという人が多く、30周年を迎えた当館のレトロな雰囲気を“新しい”とおしゃってくれました」、大阪シネ・ヌーヴォより「映画を通じて、世界ってこんなに広い、こんなに豊かと知ってもらいたい」。

神戸の元町映画館より「昨年はこの映画館で新しいお客様に出会え、これからも夏休みここに来れば面白いことやっているという場にしていきたい」、たかさきシネマテークからは「昨年は学童の子どもたちが団体でいらしてくれました。初めての方にも、この劇場の名刺かわりの企画にしたい」、松本シネマセレクトからは「こどもたちが、ふらっと来れる場にしたい」といった声が寄せられている。

また、今年から参加の関西の学生によるミニシアター応援団「映画チア部」からは、ミニシアターでの思い出深い体験を同世代、そして、もっと若い小学生や中学生にも伝えていきたいと、意気込みを語っている。


【上映作品】

親子で初体験できる活弁付のサイレント映画、高畑勲監督の永遠の名作『セロ弾きのゴーシュ』、色あせないミュージカル映画、沖縄本土復帰50年の今年に沖縄のドキュメンタリー映画、そしてケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演した『キャロル』(PG12)など多種多様な作品を上映する。

1.サイレント映画をライブ(活弁・演奏付)で上映
劇場ごとに異なるプログラムで、活弁・演奏付のライブ上映会を開催。

2.『セロ弾きのゴーシュ』63分/1982年/監督:高畑勲/日本
劇場ごとに上映に合わせてチェロのミニコンサートなどを企画。

3.『ロシュフォールの恋人たち』127分/1967年/監督:ジャック・ドゥミ/フランス ※ミュージカル
上映後にフランスの教育プログラム担当者B.ボーヴィーさんによる解説映像を上映する。

4.『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』106分/2019年/監督:平良いずみ/日本 ※ドキュメンタリー
トークゲスト:平良いずみ監督ほか

5.『タレンタイム−優しい歌』115分/2009年/監督:ヤスミン・アフマド/マレーシア
トークゲスト:杉野希妃(俳優・監督・プロデューサー)

6.『キャロル』118分/2016年/監督:トッド・ヘインズ/アメリカ PG12
坂本安美(アンスティチュフランセ東京映画プログラム主任)セレクション。坂本さんによるミニレクチャー付上映。

7.『夜明け告げるルーのうた』107分/2017年/監督:湯浅政明/日本
夏休み特別作品として、ミニシアターを応援する関西の学生グループ「映画チア部」の協力を得て、トークイベントを実施。ゲストは調整中。

「夏休みの映画館2022」は7月30日(土)〜8月5日(金)、横浜シネマジャック&ベティ、シネマテークたかさき、シネ・ヌーヴォ(大阪)、元町映画館(神戸)、DENKIKAN(熊本)、ガーデンズシネマ(鹿児島)、松本シネマセレクトにて開催。(※上映日程は会場によって多少異なります)

シネマカフェ

「映画」をもっと詳しく

「映画」のニュース

「映画」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ