ロシアがウクライナの無人機524機撃墜…空港で遅延や欠航、全土で乗客6万人に影響

2025年5月8日(木)0時59分 読売新聞

ロシア国旗(モスクワの赤の広場で)=ロイター

 ロシア国防省は7日、ウクライナ軍の無人機を過去24時間で524機撃墜したと発表した。過去最大規模とみられる。モスクワ中心に空港では遅延や欠航が発生し、空路が混乱した。ロシア全土の空港で6万人以上の乗客が影響を受けた。

 ロシアのプーチン政権が9日開催する旧ソ連の対独戦勝記念80年の式典を前に、ウクライナ軍による無人機攻撃が活発化した影響とみられる。モスクワなどでネット接続を当局が制限した結果、携帯電話によるタクシーや配達サービス、銀行決済などが利用できない事態も発生した。

 7日はモスクワ中心部の「赤の広場」で、9日に行われる軍事パレードのリハーサルが行われた。一方、中国の習近平シージンピン国家主席やブラジルのルラ・ダシルバ大統領ら式典に参加する首脳が、次々とモスクワ入りした。

 露独立系メディア「メドゥーザ」によると、式典参加のためモスクワに向かっていたセルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領の飛行機が、アゼルバイジャンのバクーに緊急着陸した。無人機攻撃の影響でモスクワの空港で飛行制限が導入されたためだという。ブチッチ氏の飛行機はその後、モスクワに到着した。

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