「先制攻撃の効果高める」北朝鮮、日本のレールガンを警戒

2025年5月18日(日)15時9分 デイリーNKジャパン

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は17日、日本の軍備増強は「第2の敗戦につながる自滅行為だ」とする個人名の論評を配信した。


国際安保問題評論家のキム・リョウォン氏の名義による論評は、防衛省が、火薬の代わりに電気エネルギーを利用し、高速で弾丸を発射する最新兵器「レールガン(電磁砲)」の大型試作品を用いた発射実験を近く洋上で行う方針であることに言及。


「日本は、電磁気砲が地上と海上、空中の目標に対する攻撃とミサイル防衛に効率的だとし、『戦場の版図を変える手段』であると自評する一方、今後、わが共和国と周辺諸国の極超音速兵器の迎撃に利用しようとする軍事的対決企図まで公然とさらけ出している」と指摘した。


さらに、日本が様々な長射程ミサイルの導入に取り組んでいる事例を列挙し、「日本が長距離打撃手段の確保とともに電磁気砲のような新しい先端攻撃兵器の開発に熱を上げているのは、わが共和国と周辺諸国を正照準した先制攻撃の効用性を高め、拡充することで、いつにでも新たな侵略戦争の場に飛び込んでかなえなかった『大東亜共栄圏』の昔の野望を必ず実現しようとするところにその本当の目的がある」と決めつけた。


デイリーNKジャパン

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