トランプ氏「露とウクライナ、戦争終結に向け交渉をただちに開始」…必要条件「直接交渉で決定」
2025年5月20日(火)3時24分 読売新聞
トランプ米大統領(14日、カタールの首都ドーハで)=AP
【ワシントン=淵上隆悠】米国のトランプ大統領は19日、ロシアのプーチン大統領との会談後、自身のSNSで「ロシアとウクライナは、停戦と、より重要となる戦争の終結に向け、交渉をただちに開始する」と述べた。必要な条件はロシアとウクライナにしかわからないと指摘し、「両当事者による直接交渉で決定する」と訴えた。
トランプ氏は、2時間に及んだ会談を「とてもうまくいった」と振り返った。米露両国の貿易についても協議したとし、「ロシアはこの悲惨な『流血の惨劇』が終結した後、米国と大規模な貿易を望んでいる。私も同意見だ」と語った。ウクライナも米国との貿易を通じ、「国の再建において大きな恩恵を得られる」と強調した。
プーチン氏との会談後、トランプ氏はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のほか、仏独伊の首脳らと電話で会談し、協議の内容を伝えた。