和歌山のパンダ4頭、6月28日に中国へ返還
2025年5月23日（金）17時50分 Record China
和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」は23日、現在園内で飼育しているジャイアントパンダ4頭が6月28日に中国へ返還されると発表しました。
和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」は23日、現在園内で飼育しているジャイアントパンダ4頭が6月28日に中国へ返還されると発表しました。
返還されるのは、「日中友好親善大使」として知られる雄のパンダ「永明（えいめい）」の妻と娘たちで、現年24歳の母親「良浜（らうひん）」をはじめ、8歳の「結浜（ゆいひん）」、6歳の「彩浜（さいひん）」、4歳の「楓浜（ふうひん）」（いずれも雌）の4頭です。
園側によりますと、日中双方で進めているジャイアントパンダ保護協力プロジェクトが今年8月に満了となることから、輸送時の体への負担を軽減するため、比較的気温が涼しい6月中の移送が決定しました。現在、既に高齢の域にさしかかっている「良浜」は、中国に戻った後はより医療体制が整った環境で穏やかに老後を過ごす予定です。「結浜」「彩浜」「楓浜」は繁殖計画に参加する予定です。
同園では1994年からパンダ繁殖事業に取り組んでおり、これまでに12回の出産で17頭の子パンダを育てており、中国国外のパンダ繁殖機関としてはトップクラスの実績を残しています。
今回の返還後、新たなジャイアントパンダが来日しない場合、日本国内で飼育されているパンダは東京上野動物園の「暁暁（シャオシャオ）」と「蕾蕾（レイレイ）」のみとなります。（提供/CRI）
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