空母「福建」就役はどのような作戦効果を生むか、専門家が解説―中国

2025年5月27日(火)14時30分 Record China

中国の空母「福建」就役はどのような作戦効果を生むか、専門家が解説した。

中国初の電磁カタパルト搭載航空母艦「福建」の海上試験が急ピッチで進められている。正式な就役後、「福建」は中国の空母の中で、どのような作戦効果を発揮していくのか。専門家が解説した。中央テレビニュースが伝えた。



通常の空母と比べると、カタパルト発艦方式を採用した空母には非常に顕著な優位性がある。まず、戦闘機が燃料と弾薬を満載した状態で発艦できるため、戦闘機そのものの作戦能力が直接的に向上する。また、カタパルト発艦によって、空母には固定翼の艦載早期警戒機の搭載能力が備わるため、空母の早期警戒・探知能力、艦載機に対する空域情報支援や指揮・統制能力が大幅に向上する。



さらに、電磁カタパルトは射出強度の制御が容易であるため、大型の輸送機や早期警戒機から小型の無人機に至るまで、さまざまな機種を空母から射出方式で発艦させることが可能で、これにより空母の作戦形態は一層柔軟性を増す。



軍事専門家の曹衛東(ツァオ・ウェイドン)氏によると、電磁カタパルトの採用により、「福建」は昼夜を問わず航空機の発着艦回数を大幅に増やすことができ、海上における制空権と制海権の確保能力が非常に強化される。また、「福建」の就役によって、中国海軍は近海防衛作戦と遠洋護衛作戦の能力を大幅に高めることができる。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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