今週の秋葉原情報 - AMDの新世代GPU「Radeon RX 9000」が発売! 対抗馬「GeForce RTX 5070」も
2025年3月13日(木)15時20分 マイナビニュース
AMDからRDNA 4ベースの新世代GPUが登場
AMDから、新世代GPU「Radeon RX 9000」シリーズが登場、第1弾モデルとして「RX 9070 XT」と「RX 9070」を搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。新アーキテクチャ「RDNA 4」を採用しており、前世代「Radeon RX 7000」シリーズからレイトレーシングやAIの性能を強化。ゲーム性能が大幅に向上したという。
RX 9070 XTとRX 9070は、コンピュートユニットの数(64基と56基)に違いはあるものの、GDDR6 16GBというメモリの仕様は同じ。ただコアクロックの差が割と大きいせいか、消費電力は304Wと220Wと、かなり違う印象だ。実際の性能について、詳しくは大原氏によるベンチマーク記事を参照して欲しい。
【ベンチマーク記事】Radeon RX 9070 XTと9070を試す - GeForce比でも優秀なゲーム性能、価格次第で化ける?
https://news.mynavi.jp/article/20250305-3143266/
ひとつ注意して欲しいのは、GPUの命名規則が変わったこと。従来世代では「RX 7900 XT」「RX 7800 XT」のように100の位がグレードを表していたが、新世代ではそれが10の位になっている。しかも9000番台になった結果、RX 7900 XTとRX 9070 XTなどは特に紛らわしくなってしまったので、間違わないようにしよう。
今回、販売が開始されたのは以下の各モデル。中心的な価格帯は、RX 9070 XTが13万円〜15万円程度、RX 9070が11万5千円〜13万円程度だ。ほとんどはトリプルファンの大型クーラーを採用するモデルだが、RX 9070にはデュアルファンのややコンパクトなモデルも見られた。
Blackwell世代GeForceにRTX 5070が追加
NVIDIAから新型GPU「GeForce RTX 5070」が登場、搭載するグラフィックスカードが各社より発売された。Blackwell世代のGPUとしては、すでに5090、5080、 5070 Tiが発売されており、最初のラインナップの中で5070は一番下に位置するものの、ミドルレンジのGPUとして、性能と消費電力のバランスに優れているようだ。
【ベンチマーク記事】「RTX 4090級」の謳い文句は本当なのか。マルチフレーム生成が輝くミドルレンジGPU「GeForce RTX 5070」実力検証
https://news.mynavi.jp/article/20250304-3142354/
製品はトリプルファンのモデルが主流だが、玄人志向からは、デュアルファン/2スロット厚のコンパクトなモデルも登場している。Blackwell世代のGPUは相変わらず品薄が激しく、店頭に行ってすぐ買える状況でないのは残念なものの、価格は10万円台の前半が中心と、5070 Tiよりさらに手が届きやすいのは嬉しいところだ。
Arc B580搭載カードにホワイトモデル
Sparkleの「Intel Arc B580 Titan Luna OC」(SB580TW-12GOC)は、ジェットエンジンにインスパイアされたという95mmの「AXL」ファンをトリプル搭載するArc B580グラフィックスカード。従来モデルはカバーが青色だったが、この新モデルはそのホワイト版となる。カードは2.2スロット厚で、長さは315mmだ。価格は52,000円前後。
フレームもインフィニティミラーのファン
darkFlashの「DM8」は、前面が全体的に光るというド派手な12cmファン。ブレードが発光するのはもちろん、軸部分とフレーム部分はインフィニティミラーになっており、ユニークな雰囲気が楽しめるだろう。回転数は800〜1,600rpm。カラーはブラックとホワイトで、順回転モデルと逆回転モデルが用意される。価格は1,500円前後。