心電図や情緒の測定ができる「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」発売、GPSの精度向上 約3.7万円から

2025年5月27日(火)19時43分 ITmedia Mobile

FITシリーズの上位モデル「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」。左からブラック、ブルー、グリーン

 ファーウェイ・ジャパンが5月27日、スマートウォッチの新製品「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」を発表。6月3日に発売する。市場想定価格(税込み)は、フルオロエラストマーベルトのブルーとブラックが3万7180円、ナイロンベルトのグリーンが3万9380円。
 HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、FITシリーズで初めて「Pro」の名を冠するフラグシップモデル。1.82型、480×408ピクセルの有機ELディスプレイには、耐摩耗性と耐擦傷性を特徴とするサファイアガラスを採用している。ピーク輝度は、Huaweiのスマートウォッチでは最大となる3000ニトに向上し、明るい屋外でもさらに見やすくなった。狭額縁設計によって、80%の画面占有率を実現した。
 ボディーにはアルミニウム合金、側面にはチタニウム合金を用いている。防水・防塵(じん)レベルは先代と同様の5ATMに加え、40メートルのフリーダイビングにも対応している。グリーンにははっ水性のあるナイロンベルトを採用し、ブラックとブルーはアウトドアに適した3Dウエーブデザインを取り入れている。
 FITシリーズでは初となる高度気圧計を搭載しており、登山やトレイルランニングにも活用できる。ワークアウト中は、スマホアプリ「HUAWEI Health」からダウンロードできるフルカラーマップがウォッチ画面に表示される。あらかじめサードパーティーから提供されているGPXルートデータをダウンロードしてウォッチにインポートしておけば、オフラインでもウォッチ上でルートを確認できる。
 「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」と同等のゴルフ機能を搭載しており、日本の99%以上をカバーする2400以上のゴルフ場マップを利用できる。ゴルフマップはHUAWEI Healthアプリからダウンロードでき、グリーンやバンカー、ハザードなどの距離が一目で分かる。
 ひまわり型のアンテナを採用したことで、衛星の方向を自動で認識し、信号を最適な状態に調整。これにより、先代のHUAWEI WATCH FIT 3と比較して、GPSの精度が約20%向上したという。
 Huawei独自のセンシングシステム「HUAWEI TruSense」により、プロレベルをうたう健康データの測定が可能。測定できる項目は、「心電図」「情緒モニタリング」「睡眠時の心拍変動(HRV)」「睡眠中の呼吸乱れ」など。この他、24時間連続の血中酸素レベル、ストレスレベル、体表面温度の測定にも対応している。
 心電図は、スマートウォッチを装着した腕をテーブルまたは膝の上に平らに置き、反対の手で右側面のボタンに約30秒触れることで測定できる。測定結果はHUAWEI HealthアプリからダウンロードしてPDF形式で出力できる。なお、心電図の測定に際し、Huaweiは日本のプログラム医療機器承認を取得している。
 情緒モニタリングでは「快適」「普通」「不快」の3段階の状態を推測し、不快の状態が続くと、内蔵の呼吸エクササイズでリラックスするなどの対策が取れる。状態に応じて70種類以上の動物のアニメーションが表示され、楽しみながら感情やメンタルの管理ができる。
 バッテリーの持ちにもこだわり、通常使用で最大10日間バッテリーが持続する。FITシリーズ初のワイヤレス充電にも対応し、約60分でフル充電できる。ペアリングできるスマートフォンのOSは、Android 9以上またはiOS 13以上。

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