レアル・マドリードのヘント名誉会長が逝去…現役時代に史上唯一の欧州王者6回
2022年1月18日(火)18時37分 サッカーキング
ヘント氏は現役時代、俊足の技巧派アタッカーとして名を馳せ、“カンタブリアの突風”という愛称で親しまれた。1952−53シーズンにラシン・サンタンデールで選手としてのデビューを飾り、1953年にレアル・マドリードへと移籍。同クラブでは通算600試合の出場で182得点を記録した。
レアル・マドリードではラ・リーガ優勝12回、コパ・デル・レイ優勝2回など数々のタイトル獲得に貢献。また、ヨーロピアン・カップ(チャンピオンズリーグの前身大会)を6度制しており、現在でも個人としては史上最多、唯一の記録となっている。
ヘント氏は2016年10月からレアル・マドリードの名誉会長を務めていた。レアル・マドリードは、「パコ・ヘント氏の姿は、レアル・マドリードのすべての価値を忠実に表しており、これまでも、そしてこれからも、マドリディスタとスポーツ界にとって参考となる存在であり続けるでしょう。マドリディスタとすべてのサッカーファンは、彼を偉大なレジェンドの一人として常に覚えていることでしょう」と哀悼の意を表している。