「数名の主力を襲う事態となれば…」米放送局がドジャースの“死角”を分析 高齢化を強調も「無敵に近づいていることに変わりはない」
2025年1月24日(金)6時10分 ココカラネクスト

フリーマンら主力の高齢化が進んでいるのは確かだが…(C)Getty Images
ワールドシリーズ連覇へ向かう王者に、付け入る隙はあるのか。
米メディア『CBS SPORTS』が現地時間1月22日、ドジャースが2025年シーズン、プレーオフ出場を逃す可能性について独自の考察を行っている。
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今オフも、ブレイク・スネルや佐々木朗希など大物選手を獲得し、また、テオスカー・ヘルナンデス、トミー・エドマンといった昨年のレギュラープレーヤーと新たな契約を結ぶなど、手堅い強化を進めているドジャース。他球団が羨むほどの顔触れを揃えるスター軍団に対し、『CBS SPORTS』では、「ドジャースがワールドシリーズどころか、プレーオフすら逃すようなことがあるとしたら、一体何が起こるのだろうか?」と論じ、4つのポイントを挙げている。
その中では、昨年もチームが見舞われた「怪我の連鎖」、さらに「ブルペン陣の不調」、他の球団による「予想外の台頭」とそれぞれを起こり得る可能性として挙げている。だがそれらとともに、もう1つ強調するのが、「主力選手の衰え」だ。
同メディアは、その他の3つの要因と比較しても、「より現実味がある」と訴えており、「毎シーズン、予想外の衰えを見せる選手が少なからず存在する」と指摘。その上で、「特に、ドジャースのラインナップは全体的に年齢が高くなっている点に注目すべきだ。現在の予想スタメン9人のうち、30歳未満の選手はセカンドのキム・ヘソンただ1人だ」と綴っている。
また、中心打者の年齢もフォーカスし、「フレディ・フリーマンは35歳、マックス・マンシーは34歳、ムーキー・ベッツやテオスカー・ヘルナンデス、マイケル・コンフォートは32歳といった具合だ。これらの選手の一部が予想以上に成績を落とす可能性は否定できない」と主張。同メディアは、「予想以上の大幅な衰えが数名の主力選手を襲うような事態が起これば…、何が起きるかは分からない」と見通している。
それでも、今回挙げられた、それぞれの要因はあくまでも可能性であるとして、「こういった議論をするのは、優勝争いから脱落する明らかな理由がないチームに限られる」と綴っており、またその他にも、「最近の記憶にあるどのチームよりも、ドジャースが再び無敵に近づいていることには変わりはない」として、チームポテンシャルを評している。
現地メディアの予想や現在までの戦力補強をみる限り、ドジャースにとっての死角は極めて少ないのかもしれない。やはり2025年シーズン、他球団がその牙城を崩すことは昨季以上に困難となるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]