ドジャースVSマーリンズで国歌斉唱したAishaが感謝語る 「この瞬間を一生大切にしたい」
2025年5月9日(金)10時22分 スポーツニッポン
米国人の父、日本人の母を持つ歌手Aishaが5月6日、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われたマーリンズ対ドジャースの試合前に「君が代」を斉唱した。
同日は毎年恒例となっている日本の文化や伝統を称える恒例の「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」で、試合前に空手の演武も行われ、イニング間には和太鼓の演奏で盛り上がった。
Aishaは「私は米国と日本のハーフです。母が日本人で、父が米国人です。今回、初めて日本の国歌“君が代”を歌わせていただきました。正直、自分は“日本人らしくないのではないか”という不安もありましたが、日本で生まれ育った私にとって、日本の国歌を米国で歌わせていただけたことは本当に光栄で、日本人であることを心から誇りに思いました」と感無量の様子。
さらに「大きな野球場で歌い終えたとき、スクリーンに大谷翔平さんが映っていて、私の歌を見ている姿に鳥肌が立ちました。感謝の気持ちを込めて深く一礼したら、観客の皆さんが拍手を送ってくださいました。母が“今まで聞いた中で一番美しい君が代だった”と言って泣いてくれたのが、何よりもうれしかったです。この瞬間を、一生大切にしたいと思います」と感謝の気持ちを語った。
この日、大谷は6回に今季2度目の2戦連発となる10号ソロを放ち、今季メジャー最速で「10—10(10本塁打、10盗塁)」を達成。7回の適時二塁打を含め、2安打2打点をマークするなど活躍し、観戦に訪れた多くの日系ファンを盛り上げた。
今後、Aishaは6月14、15日に米テキサス州ヒューストンで開催される日本の伝統と文化を紹介するカルチャーイベント「Tokyo X 2025」に出演予定。その後は日本でも複数のイベント出演を予定している。