GT500復帰の佐々木大樹「チャンピオンしかない」と意気込み。チームメイトの三宅淳詞は良く知る間柄
2025年1月25日(土)19時15分 AUTOSPORT web

1月17日、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、2025年のスーパーGT GT500クラスに参戦するドライバーラインアップを発表したが、2024年にGT300クラスで戦っていた佐々木大樹がNISMO NDDP入り。GT500クラスに復帰を果たすことなった。1月19日からスタートしたセパンでのウインターテストで、2025年に向けた意気込みを聞いた。
佐々木は2014年からGT500クラスで戦ってきたが、2024年はGT300クラスに移り、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとコンビを組みリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rをドライブした。狙っていたタイトルには届かなかったものの、多くのライバルたちが脅威として挙げていた。
迎える2025年、佐々木はふたたびGT500に戻ることになった。NISMO NDDPに加入し、三宅淳詞とコンビを組む。佐々木にとって、ブリヂストンを履いてGT500クラスを戦うのはTEAM IMPULで戦っていた2020年以来だ。
ふたたびGT500ドライバーとして、1月19日にスタートしたセパンテストに姿をみせた佐々木に聞くと「自分としてもGT500に乗りたかったので、そういう意味ではすごく嬉しいです」と喜びを語った。
佐々木が2023年にニッサンZ GT500をドライブしていたときのタイヤはヨコハマ。以前、ブリヂストンを履いていたときはまだクルマはニッサンGT-RニスモGT500だった。この日、セパンテストでブリヂストンを履くニッサンZニスモGT500を初めてドライブした感想を聞くと「ふだんからいろんなクルマに乗っていますし、違和感はなかったです。ヨコハマさんにはヨコハマさんの良いところが、ブリヂストンさんはブリヂストンさんの良いところがありますね」とすぐに順応した様子をみせた。
そして、今シーズンコンビを組む三宅淳詞だが、実は「僕が中学生の頃、レーシングカートをやっている頃から淳詞とはずっと一緒だったんです。僕の家族も知っていますし、泊まりにきたこともありますよ」という間柄だという。
「淳詞は勢いもありますが、まだ粗い部分もあると思います。僕も一発のタイムを出す面で学ぶこともあると思いますし、淳詞の粗いところも直せると思っています。昔から自分たちの特徴をお互い知っているので、切磋琢磨してお互い学べるのではないかと思っています」
そんな頼もしい体制で臨む2025年、「チャンピオンしかないと思っています」と佐々木は力強く目標を語った。
「もちろん23号車も必勝体制だと思いますが、3号車が23号車に食らいついて、さらに追い抜く状況にしたいです。3号車は昨年もランキング3位で成績も出しているクルマなので、23号車と最終戦にランキングトップ2で臨みたいですね」
「スーパーGTでチャンピオンになるためには、サクセスウエイトや天候など、運も含めた要素もあると思っています。速さだけではなく、最後は気持ちの面もあると思っていますので、運を自分たちの味方につけられるよう、今シーズン精一杯頑張っていきたいと思います」
GT500復帰の今シーズン、どんな戦いをみせるか楽しみにしたいところだ。
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