モウリーニョ節炸裂「多くのクラブにサッカーの本質を理解しないオーナー」
2025年1月26日(日)12時0分 FOOTBALL TRIBE
トルコ1部シュペル・リグのフェネルバフチェを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、フランスメディア『Canal+』の取材に応じ、解任の噂があるリーグ・アンのオリンピック・リヨン指揮官ピエール・セイジ監督に言及。クラブオーナーの在り方について苦言を呈した。
1月24日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージで、モウリーニョ監督のフェネルバフチェとセイジ監督率いるリヨンが対戦し、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。リヨンはグループ5位を維持し、ラウンド16進出に向け好位置にいる。
モウリーニョ監督は同対戦後に取材に応じた中で、セイジ監督の立場を支持するとともに、リヨンのオーナーであるジョン・テクスター会長に対して皮肉を交えた。「多くのクラブは、サッカーの本質を理解しないオーナーのもとにある」と、クラブの経営陣が現場の状況を理解していないことを指摘した。
また、「リヨンのジャン=ミシェル・オラス元会長やポルトのジョルジ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ元会長のように、サッカーを深く理解し、20年にわたりクラブを支えた会長たちがいた時代を惜しんでいる」と語った。さらに、「対戦したリヨンは良いチームであり、サッカーチームの良し悪しは監督次第だ」と述べ、セイジ監督の手腕を評価した。
リヨンは今2024/25シーズン、国内リーグでは18節を終えて6位と優勝争いからは脱落している。また、1月15日のフランスカップでは5部のブルゴワン=ジャリューにPK戦(2-2/PK2-4)で敗れ、屈辱的な敗退を喫した。そんな中、セイジ監督の手腕を疑問視する声が広がっており、後任候補として2024年の7月から12月までミランで指揮を執っていたパウロ・フォンセカ監督の名前が浮上している。