川﨑宗則氏と鳥谷敬氏が語る現役ドラフトへの本音「明確な基準を設けてもいい」

2023年1月28日(土)11時0分 ココカラネクスト

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 このオフ、プロ野球界で大きく注目が集まった現役ドラフト。

 12球団からそれぞれ選出された選手が、いわば「シャッフル」する形で移籍することとなった。

 今回新たに導入されたこの制度には、賛否両論の声が様々あがった。

 そんな現役ドラフト制度について、川﨑宗則氏と鳥谷敬氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、それぞれの見解を語った。

【動画】鳥谷敬氏と川﨑宗則氏が語る現役ドラフト!選手たちの本音は!?

 この制度の導入が決まった当初について川﨑氏は

「びっくりしましたね」

 と驚きがあったとコメント。

 現役時代は日本のみならずメジャーリーグでのプレー経験もある同氏は、自身の経験ゆえにこんな見解を口にしている。

「(移籍が流動的なメジャーリーグに比べて)日本人の選手たちって、移籍に慣れていないんですよ。なので、すごいプレッシャーがあると思う。球団は欲しいと思ってその選手をとっているわけですし、外から見ている人からしたらチャンスがあると思いますが、日本の選手は慣れていないと思うので、心境的にも大変だと思います」

 今回実施された現役ドラフトでは、各球団から2名を選出。だが、実際に選出された全ての選手について、獲得されなかった選手は、ファンはもちろん本人すら知らずに終えられている。

 鳥谷氏は、この選出方法について、こう自身の見解を述べている。

「ある程度、この数字を満たしたらその対象ですよという明確な基準を設けてもいいと思います。そうすると、自分はこれを満たしているから、今年選出される可能性があるんだなというように、選出される基準を把握できるので。選ばれる側・選ぶ側双方準備ができるんじゃないですかね。
実際、テーブルにあげた選手が外部に漏れた時に、『あれ?俺いらない選手の中に入ってたんだ』ということを隠せたらいいですが、実際漏れることもあるので…」

 と今後はもう少し細かく基準やルールを作ったほうがいいと提言。

開催される時期にも懸念が・・・

 この現役ドラフトだが、今回実施されたのは昨年の12月9日。

 日本シリーズを含めた全ての日程が終わり、各選手オフシーズンを迎える時期だ。

 この開催時期についても川﨑氏は、

「選手等は戦力外通告が終わり、『よし来年もこうしていこう!』というように、ちょうど自主トレを始めている段階。野球観の違う12人のボスがいる中、その1人の考えのもとでやろうとしているのに、そこで移籍が行われると、またそれが振り出しになるというか・・・。日本人はすごくそういうところを気にするので、時期も配慮して欲しいですよね」

 と、選手の調整や心境的な面も考慮して欲しいとコメント。

 一方で鳥谷氏は、開催時期について、こんなアイデアを口にしている。

「開催時期を考えたら、消去法で12月上旬しかないと思うんですよね。ただ、他の時期にするなら、シーズン中でもありだと思います。
トレードができる夏の期間など、チームとして今必要だからパッととってすぐ使うとか。そういうのも面白いと思いますけどね」

 野球人生のターニングポイントとなることが多い移籍。今回選出された選手が各所でどのような活躍を見せてくれるのかにも注目が集まる。

 動画内ではこのほか、2人が現役時代に目の当たりにした移籍関係の情報漏れについても語られている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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