ハミルトンが2023年型フェラーリでの2回目のテストをスタート。ルクレールとともにバルセロナで走行

2025年1月29日(水)7時56分 AUTOSPORT web

 スクーデリア・フェラーリは、1月28日、スペイン・バルセロナでの旧型車テストをスタート、初日はシャルル・ルクレールが午前、ルイス・ハミルトンが午後に2023年型マシンSF-23で走行を行った。フェラーリは、今週、3日間にわたるテストを予定している。


 先週、フェラーリはフィオラノで今年初のテストを実施、ハミルトンとルクレールがSF-23で走行した。4年前から2年前までのマシンを使用できる旧型車テストTPC(Testing of Previous Cars)では、レースドライバーの場合、最大1000km、最大4日間に走行が制限される。そのため、フィオラノテスト後、ハミルトンとルクレールに残されたTPCの機会は3日間、バルセロナ・カタロニア・サーキットでは186周の周回に限定されることになる。

フェラーリF1バルセロナテスト ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール


 ルクレールにとって旧型車でのテストは、シーズンに向けて勘を取り戻すためのプロセスにすぎないが、新加入したハミルトンには、より大きな意味を持つ。さまざまなエンジンモードやメカニカルセットアップを試し、あらゆる状況を把握し、2月末のプレシーズンテストに臨みたいからだ。そのため、ハミルトンのためのプログラムは、ショートランを繰り返して周回を重ねていくものになるだろう。

フェラーリF1バルセロナテスト ルイス・ハミルトン(フェラーリSF-23)


 悪天候に見舞われた場合を考えて、フェラーリは、バルセロナ・サーキットを28日から31日まで予約している。フェラーリは来週もバルセロナにとどまり、2月4日と5日にはピレリによる2026年用タイヤ開発テストに参加する予定だ。このテストでは、2026年仕様のシャシーのパフォーマンスをシミュレートするために改良された2024年型SF-24が使用される。


 新世代マシンが導入される2026年に向けて、ピレリが新たなタイヤのテストを行うため、全チームが2024年型マシンを改造した“ミュールカー”を用意することが決まっている。昨年にはアストンマーティン、マクラーレン、アルピーヌがミュールカーでのテストを実施した。




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