井上中日の「懐刀」に巨人も戦々恐々か 情報戦で巨人から中日に移籍した"敏腕スコアラー"に注目高まる「理由」

2025年2月3日(月)12時14分 ココカラネクスト

モチベーターとしても知られる井上監督が選手の士気をどう高めていくかも注目されている(C)産経新聞社

 いよいよ春季キャンプがスタートした。

 各チーム、目指す開幕、ペナント制覇に向け、チームの戦力を整えていく中でナインのパフォーマンスを支えるスコアラー陣もいよいよ本格始動となる。

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 今季から加入した新戦力、またオフの間に各選手がどのような取り組みを行い、上積みを図れているか、各球団スコアラーも目を光らせている。

 またオフに球界内でひそかに話題を集めたのは、ある敏腕スコアラーの移籍にもあった。

 高橋由伸政権下から巨人を支えた志田宗大氏が中日へ移籍。今季からデータ部門のアナリストを務めることが報じられている。

 志田氏は仙台育英、青学大を経て2001年ドラフト8巡目でヤクルトに入団。現役時代は俊足巧打の外野手としてチームを支えた。同期には今も現役を続ける左腕、石川雅規がいる。2010年限りで現役を引退するとその後、チームでスコアラーを務め、2017年の第4回WBCで日本代表「侍ジャパン」のスコアラーも務めた。

 的確なデータ分析には定評があり、翌18年に巨人へ移籍、昨年、チームの4季ぶりリーグ優勝、特にチーム防御率がリーグトップの2・49と大きく改善を果たした裏には同氏の貢献も大きかったとされる。

 すでに始まった中日キャンプにおいては井上一樹新監督に志田氏が寄り添う姿も目撃されている。
  
 巨人にとっても同氏が在籍した7シーズンにおいて、蓄積した巨人投手陣のデータ、また野手陣のデータも丸裸にされているとなれば、対策を講じる必要がある。

 2024シーズンは3年連続最下位に沈み、対巨人戦は9勝15敗(1分け)の苦汁を飲んだ中日が新たな"007"の力も活用して、どのように情報戦を制していくか。今シーズンに向けての見どころの一つとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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