巨人・オコエ瑠偉 沖縄切符もぎとった裏に「陰のアドバイザー」の存在
2023年2月15日(水)11時50分 ココカラネクスト

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巨人は14日、宮崎での春季キャンプを打ち上げた。16日からは沖縄県那覇市で二次キャンプを行う。
総括を行った原辰徳監督は「全員でやり切ったという部分ならば90点くらい、かな」と充実感を漂わせた。キャンプMVPについて話題が及ぶと「新しい風を入れてくれたという点ではデーブ(大久保打撃チーフコーチ)でしょうね、陽の形で朝の練習も含め、全員を練習に取り組ませた。守備では川相(総合)コーチが毎日反復練習。この2人の名前を挙げたい」とアーリーワークを取り入れた大久保博元打撃チーフコーチと共に守備、バントなど細かい部分に目を配った川相昌弘総合コーチを評価した。
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1軍キャンプメンバーも発表された。沖縄・那覇組の36人の中には、監督が投球を評価した代木大和投手(19)など、現役ドラフトで楽天から加入したオコエ瑠偉外野手(25)もそのまま帯同することになった。
スケールの大きい打撃が持ち味のオコエは紅白戦でもアピールに成功。激しい外野手争いの一角を担う存在として注目を集める。
新天地で躍動した姿を日々アピールしている裏には、オコエが頼りにする選手の存在も大きかったようだ。
「高梨です。楽天でチームメートだった高梨とは気心知れた仲とあって、トレーニングの方法を教えてもらうなど、よく話し込んでいました。新天地でいい気をもらっているのではないでしょうか」(放送関係者)
セットアッパーの高梨雄平(30)といえば昨季も59試合に登板、シーズン中、1度も離脱することなくブルペンを支えてきたタフネス左腕として知られる。今季に関しては「100試合ぐらい投げられる体を作りたい」と常に高みを目指す姿勢は大勢(23)含め、多くの後輩投手陣、首脳陣の信頼を集めている。
球界きってのロマン砲といわれながら、本格覚醒が待たれているオコエも今季でプロ8年目を迎える。温かい先輩の支えも受けつつ、V奪回を目指す巨人のキーマンとなれるか。目指す開幕一軍に向け、アピールを続けていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]