【日本ハム】早くも来季への布石? ヒルマン元監督の存在が注目集める「理由」

2023年2月15日(水)11時30分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 日本ハムは14日の楽天との練習試合(金武)に8ー2と勝利。

 ドラフト1位の矢沢宏太投手(22=日体大)が楽天抑えでWBCメンバーでもある松井裕樹投手(27)から『プロ初本塁打』を放つなど存在感を示した。

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 矢沢に打席が回ってきたのは6−2で迎えた5回。2死三塁の場面で代打として登場した矢沢は3ボール1ストライクからの5球目、真ん中に入った直球を芯でとらえると打球はぐんぐんと伸びて右翼後方の防球ネットに突き刺さった。

 「入るとは思わなかった。センター方向を意識して体がいい感じに反応して引っ張れた」と笑顔で振り返った。

 新庄剛志監督(51)もこの豪快弾には「しっかり芯で捉えた」と高く評価した。

 大型ルーキーの活躍の裏でこの日は、ほかにも注目を集めた人物がいた。今季から球団とコンサルタント契約を結んだ元監督のトレイ・ヒルマン氏(60)がチームに合流し、ベンチ入りしていた。矢沢の一発を目の当たりにしたヒルマン氏は「力強さ、パワーに目を見張るものがあった」と即戦力ルーキーをたたえた。

 2003年からチームの指揮を執り、06年の優勝監督でもある。「シンジラレナ〜イ!」の名ゼリフで一世を風び、今でも日本ハムファンの印象に強く残っている元指揮官の16年ぶりの現場復帰は次期監督人事への布石と見る向きもある。業務内容は春季キャンプ参加のほかに新外国人選手のスカウティング、ファイターズ外国人選手、コーチ陣への定期カウンセリングとなっている。

 昨年、新庄氏が日本ハムの監督に就任、大きな話題を集めた。一方で開幕からチームは最下位が定位置、集客に関して「新庄効果」も球団は期待したものの、結果は12球団で11番目と伸び悩んだ。

 「やはりプロ野球は結果が全て、新球場開場ということもあり今季は多くのファンの来場が予想されますが、勝てなかったら動員数が苦しくなることは予想されます」(放送関係者)

 この点に関しては新庄監督も強く認識しており「チームが勝ってないとファンが球場に足を運べないと思う」とも語っている。

 球団は新庄監督とは新たに1年契約を結んだ。一方、チームを託してきたフロントも昨年のような低迷が開幕から続くようであれば、新庄監督を見る目も厳しさを増すことは予想される。果たして「優勝しか目指さない」と位置づけたシーズンで、結果を残せるか。北の大地に再び帰ってきたヒルマン氏の存在も引き続き、注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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