横浜FM、リーグステージ首位でACLE決勝トーナメントへ!…マスカット監督率いる上海海港に勝利
2025年2月19日(水)22時59分 サッカーキング
横浜FMが敵地でのACLEリーグラウンド最終節に勝利! [写真]=Getty Images
横浜FMはここまでの7試合を5勝1分1敗で終え、すでにリーグステージ4位以内とベスト16進出が確定。スティーブ・ホーランド監督の初陣となった前節は攻守に課題を残しつつも、ヤン・マテウスが決勝点を奪い上海申花(中国)を1−0で下した。5連勝を目指す今節の相手は現在10位の上海海港。かつて2年半に渡って指揮を執り、ともにJ1リーグ優勝を成し遂げたケヴィン・マスカット監督率いるチームを下し、リーグステージを首位で終えられるだろうか。
11分に上海海港のレオナルドにネットを揺らされたものの、オフサイド判定で事なきを得た横浜FMは、17分に天野純のボール奪取からチャンスを創出。独力でボックス内に持ち込んだアンデルソン・ロペスがGKを強襲するシュートを放つと、直後の天野のCKをジェイソン・キニョーネスが頭で逸らし、ファーサイドにヤン・マテウスが走り込む。これはわずかに合わなかったが、23分には天野が枠を捉えたミドルシュートを放つなど、徐々にペースを握っていく。
30分過ぎにかけては球際の激しい攻防が続き、上海海港もゴール前に迫るシーンを作るが、横浜FMは粘り強い守備対応で決定的なシュートを打たせず。45+3分には植中朝日が緩急をつけたドリブルでボックス内へ侵入し、そのまま左足を振り抜いたが、ここは上海海港も必死の守りを見せた。結局両チームともにネットを揺らせぬまま、前半はスコアレスで終了する。
後半の立ち上がりも横浜FMが押し気味に試合を進める。51分、ジャン・クルードのボール奪取からスルーパスを受けてボックス内へ侵入したヤン・マテウスが相手DFと接触し倒れるも主審の笛は鳴らず。その8分後にはアーリークロスのこぼれ球を拾った山根陸からA・ロペスへ繋いでフィニッシュに持ち込んだが、シュートはGKにセーブされた。それでも64分、天野とのワンツーでボックス内へ侵入した植中がGKの頭上を抜くシュートを沈め、先制に成功した。
69分には途中出場の井上健太が右サイドから仕掛け、ゴール前に絶妙なクロスを送る。後方から走り込んできた天野がこれを頭で押し込み、横浜FMがリードを2点に広げた。その後は時折シュートを浴びる場面も見られたものの、上海海港のハイラインの背後を突く攻撃を繰り返し、優位性を保ったまま時計の針を進めていく。試合はこのまま0−2で終了し、勝ち点を「19」まで伸ばした横浜FMがリーグラウンドを首位で終えた。
【スコア】
上海海港 0−2 横浜F・マリノス
【得点者】
0−1 64分 植中朝日(横浜F・マリノス)
0−2 69分 天野純(横浜F・マリノス)