【巨人】正捕手争い 小林誠司の「復権」あるぞ 存在価値が高まる理由

2023年2月20日(月)11時45分 ココカラネクスト

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 巨人のベテラン・小林誠司捕手(33)が巻返しに懸命な姿勢を見せている。

 17日に行われた紅白戦(那覇)では白組の「9番・捕手」としてスタメン出場。1点を追う2回二死一、二塁の場面で打席に立つと、赤星優志(23)の直球をはじき返し、適時打をマーク。12日の紅白戦でも適時二塁打を放っており、課題の打撃でアピールを続けている。

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 こんな小林に対しては首脳陣もゲキを飛ばし続けている。適時打をマークした12日の紅白戦後には原辰徳監督も「小林のバッティングは5年ぶりぐらいに良い」と評価。小林の近年の苦闘を間近で見ている阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチは19日に行われたトークショーで小林に触れ、「(今年は)2割3分でいいから打ってほしい」と具体的な数字を出して奮起を促した。

 昨年は60試合に出場し、打率148に終わった。2年連続1割以下(20年・056、21年・093)に終わった数字よりは上がったものの、打席に立つセ・リーグ捕手の数字としては依然物足りない。改めてハッパをかけた形だ。

 そんな小林には追い風になりそうなチーム事情もある。

 「新外国人投手の存在です。グリフィン、ビーディ、ロペスと今年は先発、中継ぎともに外国人投手のパフォーマンスがチーム浮上の鍵を握りそうです。これまで外国人投手とのコミュニケーション能力でも存在感を発揮してきたとあって、ここに小林の生きる道があるかもしれません」(放送関係者)

 昨年までもメルセデス、(28)、ビエイラ(30)など外国人投手が投げるときはバッテリーを組むことが多かった小林。今年は先発ローテーション入りが予想されるグリフィン(27)、ビーディ(29)、セットアッパーとして活躍が期待されるロペス(30)などの女房役として、小林の出場機会も増えると予想されているのだ。

 今年は4年契約の最終年となる。正捕手争いの相手、大城卓三(30)はWBCに派遣とまた一回り成長してチームに戻ってくることも予想される。「チームの力になれるように全力でやっていきたい」と腕をぶすベテランが存在感を発揮すれば、近年注目を集める正捕手争いもさらにレベルの高い争いとなる。さらなる奮起を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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