海外FA権を取得 巨人・小林誠司の「未来」は?ファンから熱望される「移籍先」とは

2023年5月12日(金)6時0分 ココカラネクスト

今季が4年契約の最終年となる小林(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人の小林誠司捕手が10日、海外FA権を取得した。

 2013年ドラフト1位入団、今年でプロ10年目を迎える。今季は9試合の出場にとどまり、8打席7打数無安打、打率・000(10日現在)となっている。

【関連記事】「これでは宝の持ち腐れ」巨人・魔の8回問題に球界OBから指摘される究極の「配置転換」とは

 4年契約の最終年を迎える小林にとって今季は「勝負の年」ともいえるが、背水の陣で厳しさを増しているのは、ポジションを争う大城卓三の打撃の好調さにもある。

 9日のDeNA戦でもサイ・ヤング賞右腕のバウアーから一発を放つなど、大城はすでに5号をマーク。打率も・323まで浮上している(10日現在)。リード面の課題は再三指摘されながらも、先発マスクを任されているのは、ひとえに「打てる捕手」としてチームへの貢献が評価されていることにある。

 また小林にとっては、「スガコバ」としてファンにも親しまれてきたエース、菅野智之が出遅れていることも存在意義を薄くする要因ともなっている。

 すでにチームでは5日の中日戦で今季初スタメンマスクをかぶった山瀬慎之助など若手の台頭も進んでいる。何といっても小林は課題の打撃に上がり目が見られないのが、苦しい状況を生んでいるといえそうだ。

 一方、強肩とリード面は従来から評価されているとあって、このまま巨人の控え捕手としてくすぶったままなのは「もったいない」という声も根強い。特に小林が存在感を示したのは2017年のWBCにもあった。全7試合でスタメンマスクをかぶり、チームトップの打率4割5分をマークした。この活躍で野球ファンに「世界のKOBAYASHI」と認識させたともいわれる。

 こういった実績もあることから海外FA権取得のニュースが流れるとネット上の野球ファンの間では「欲しい球団あると思うけど」「西武、どうですか?」「横浜に来てほしいなあ」「ほかの球団に行ったら打ちそう」など、昨年まで主戦の森友哉がFAでオリックスに移籍した西武や、同じく主戦の戸柱恭孝が今季FA権取得予定のDeNAなど、複数球団の名前が取りざたされている。

 昨年末の契約更改では「相当少ないチャンスかもしれないが、やっている以上はレギュラーを目指して頑張りたい」と意気込みを語っていた小林。今季の取り組みが様々な方向から注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

タグ

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ