【阪神】岡田彰布監督が「そのうち牧をこえていく」と期待する「ロマン砲の名前」

2023年2月24日(金)11時30分 ココカラネクスト

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 スーパールーキーが目指す開幕一軍に向け、着実にアピールを続けている。

 23日に行われた中日との練習試合(北谷)に「6番・右翼」で先発出場したドラフト1位の森下翔太外野手(22=中大)は1点を追う2回無死一塁の場面、相手先発・小笠原慎之介(25)のチェンジアップを捉え、左翼線へ適時二塁打を放った。実戦初の長打を放つなど着実にステップを踏んでいる。

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 小笠原は東海大相模の3学年先輩にあたる。シーズンでも当たることが予想されるローテーションピッチャーから価値ある一打を放った。

 開幕右翼、3番構想も浮上するなど、ここにきて評価がうなぎ上りとなっているスーパールーキーの実力は指揮官もしっかりと認めているようだ。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は23日に自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で阪神キャンプを取材した際の内容について触れている。

 森下について高木氏は実際に打撃練習を見た上での感想に「完全に引っ張るというよりは広角に打っていこうとするバッター。バットは振れる」と評価。以前の動画では「(バットを)振りすぎではないか」と打撃の粗さにつながるとして危惧する場面もあったが、「まだ粗削りでいいのかな、あれだけ振れるというのは魅力だな」と良い印象に転じたという。

 岡田彰布監督(65)にも今季のチーム展望含め、話を聞いたという高木氏。その中では森下の打撃について中央大の先輩でもある牧秀悟(24=DeNA)の名前を比較して岡田監督に問うと「牧より上よ!」と明言したという。「そのぐらい(牧の)上行くぐらいの感じになってくる」「それぐらい(バットが)が振れている」とロマン砲の今後の成長に自信を深めていたというのだ。

 牧は現在DeNAで主砲を務めるなど、バットコントロールに優れ、シュアな打撃に定評がある。一方、岡田監督は森下の打席での爆発力を買っており、「そのうち牧を越えていくんじゃないか」と近い将来の未来予想図を描いているという。

 そして現在は侍ジャパンのメンバーにも選ばれている牧のルーキーイヤーといえば、新人初のサイクル安打、一時は首位打者争いを繰り広げ、新人歴代3位の打率(314)、新人最多タイの猛打賞を記録など華々しいデビューを飾った。

 果たして「牧ごえ」を予測する森下はどんなルーキーイヤーを歩むのか。今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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