3バックは「強みがより生きる」…山越康平、得意の対人守備で“ドゥドゥ封じ”に成功
2019年2月24日(日)18時29分 サッカーキング
大宮は高木琢也監督の就任によって、基本布陣が昨季の『4−4−2』から『3−4−2−1』へとシフト。開幕スタメンに抜擢されたDF山越康平にとって、3バックは自身のキャリアで「初めて」。経験こそまだ浅いものの、自分の「強みがより生きる」と早くも手応えを感じている。
昨季との最大の違いは、カウンターを受けた時の対応だ。センターバックの山越はリトリートしながら中を固める役割を担っていた。それが3バックの右になったことによって、相手のアタッカーと対峙する形になる。ただ、その場面でこそ山越の武器が「生きる」という。「相手の強力なFWをつぶせるのが僕の強み。そこを評価されてスタメンで使ってくれたと思います。相手を抑えることを意識しました」。その言葉通り、見事な対人守備でJ2屈指のアタッカーであるドゥドゥの突破を何度も止めてみせた。
高木監督をはじめ、選手たちは「勝ち点1で満足はしていない」と口々に話す。それでも3バックで臨んだ初の公式戦で完封できたことは大きな収穫といえるだろう。山越も「最低限のノルマは達成できたので、すごく自信になりました」と充実した表情で振り返った。