ポルシェジャパン、2023年のジュニアドライバーを発表。佐藤巧望と平安山良馬が選出

　ポルシェジャパンとポルシェカレラカップ・ジャパン （PCCJ） 委員会は2月28日、2023年のポルシェジャパンモータースポーツのスカラシッププログラムである『ポルシェジャパンジュニアドライバー』として、23歳の佐藤巧望と19歳の平安山良馬を選出したと発表した。

　PCCJ委員会は、毎年若き才能にチャンスを与えるべくジュニアドライバーを選出しており、近年では平川亮や笹原右京など、多くのトップドライバーを輩出している。2023年は、23歳の佐藤と19歳の平安山へのサポートが決定。佐藤は911 GT3カップでPCCJのプロクラスへ、平安山は718ケイマンGT4クラブスポーツでポルシェスプリントチャレンジ・ジャパン（PSCJ）へシリーズ参戦を行う。

　小学4年生でレーシングカートデビューを果たした佐藤は、大学進学と同時に本格的にフォ−ミュラカーでのレースへとステップアップ。2022年にはFIA-F4にスポット参戦を行うと、初レースで3位表彰台を獲得して注目を浴びた若手ドライバーだ。

「今まではフォーミュラの経験しかなく、GTカーでのレースは今回が初めてとなります。僕にとっては未知の挑戦ですが、限られた時間のなかで多くのことを吸収し、チャンピオンを獲得できるように頑張ります」と佐藤は力強く語った。

「ポルシェジャパンジュニアドライバーに選ばれたからには、世界で活躍できるドライバーになれるよう全力を尽くします。応援よろしくお願いします」

　そして、2014年から地元沖縄のカートシリーズでキャリアをスタートさせた平安山は、2020年と2021年は全日本カート選手権で戦い、2022年はFIA-F4に参戦し最高位6位を記録している期待の若手ドライバーだ。

「まず初めに、ポルシェジャパンのジュニアドライバーとして今年レースに参戦するために協力していただいた関係者の方々に感謝いたします」と平安山。

　また、718ケイマンGT4クラブスポーツでPSCJへ参戦する平安山もGTカーレースは初の経験となるが、「今は早く718ケイマンでレースがしたいとワクワクしています」とPSCJ挑戦へ意気込みを語った。

「PSCJに参戦するからにはもちろん優勝を目指して頑張りたいですし、今後に繋げられるようたくさんのことを吸収するシーズンにしたいなと思っています」

　2023年のポルシェカレラカップ・ジャパンは、スーパーGTやF1日本グランプリといったビッグイベントのサポートレース開催を中心に、6大会11戦によって争われる予定だ。