ポルシェ、世界1500台限定『911スピリット70』の予約受注を開始。専用色オリーブネオ採用

2025年4月28日(月)17時45分 AUTOSPORT web


 モダンな色合いで深みのあるオリーブネオの専用カラーを採用し、伝統のパシャ模様と専用メーターパネルを備えたインテリアが特徴のヘリテージデザインモデル第3弾『ポルシェ911スピリット70』が登場。4月23日より予約受注が開始されている。


 全世界で1500台限定となるこのカブリオレは、1950年代から1960年代初頭のスタイルを踏襲した2020年発表の『911タルガ4Sヘリテージデザインエディション』や、同2022年の『911スポーツクラシック』(1960年代から1970年代初頭のスタイルを復活)に続く第3弾モデルに位置付けられ、1970年代から1980年代初頭のエッセンスを体現したという。



 過去のアイコニックな車両デザイン要素を現代に蘇らせる、とのコンセプトに基づき、現行の『911カレラGTSカブリオレ』をベースに同社のデザイナーと塗装専門家が、モダンな色合いの濃厚で深みのあるグリーン、オリーブネオというカラーを特別に開発。


 さらにリヤのアンダーボディやフロントセクション、脚元の“フックス”デザインのスポーツクラシックホイールなどに、グレーゴールドの”ブロンザイト”と呼ばれるカラーをアクセントとして採用しつつ、ソフトトップとフロントウインドウフレームはブラックアウトすることで、独特の視覚的存在感を強調している。


 また1970年代に多く見られた視認性を向上させるステッカーを彷彿とさせる、グロスブラックシルクの3本のデコレーティブストライプがボンネットを横切り、ソフトトップにも同モチーフを連続的に配置。当時のドライバーは高速道路やサーキットを走行中に、バックミラーで視認しやすくなるようボディに縦縞を貼っており、円形のスタートナンバー(ロリポップ)をあしらったサイドのデコレーティブグラフィックや「Porsche」のレタリングもグロスブラックシルク仕上げとしている。


 さらにフロントボンネットの中央には1963年の歴史的なクレストとほぼ同じポルシェクレストがあしらわれ、フロントフェンダーにはゴールドカラーの“Porsche Exclusive Manufaktur”バッジが。そしてトランクリッドのグリルには、1950年代の10万km達成時に授与された『ポルシェ356』のバッジを彷彿とさせる“ポルシェヘリテージバッジ”を装着。そのリヤに貼付される「Porsche」の文字とモデルロゴは、亜鉛メッキを施したゴールドカラーで特別な輝きが与えられる。



全世界で1500台限定となるこのカブリオレは、1970年代から1980年代初頭のエッセンスを体現したという


円形のスタートナンバー(ロリポップ)をあしらったサイドのデコレーティブグラフィックや「Porsche」のレタリングもグロスブラックシルク仕上げとしている


歴史的なデザインと最先端のテクノロジーを組み合わせたメーターパネルは、高解像度の12.65インチディスプレイにアナログ形式のホワイトポインターとスケールラインを表示

 一方、ファブリックのアイコニックなブラック/オリーブネオのパシャ模様となるインテリアは、さまざまなサイズの長方形を巧みに配置し、はためくチェッカーフラッグを連想させるグラフィックデザインが特徴に。従来のジャカードベロアの代わりに、フロック糸を使用したテキスタイルを組み合わせる。


 さらに18wayスポーツシートプラスとドアのセンターパネル、そしてグローブボックスの内側にもパシャ模様が施され、シートバックレストのデコレーティブインレイとダッシュボードトリムも、オプションでパシャを使用することが可能に。


 標準装備には、パシャ模様のリバーシブルトランクマットも含まれており、オリーブネオのデコレーティブステッチが施されたエレガントなバサルトブラックのクラブレザートリムとバサルトブラックのクラブレザーインテリアパッケージも標準装備とされている。


 歴史的なデザインと最先端のテクノロジーを組み合わせたメーターパネルは、高解像度の12.65インチディスプレイにアナログ形式のホワイトポインターとスケールラインを表示。グリーンの数字は伝説のポルシェ356を彷彿とさせ、モデルロゴはフルデジタルのレブカウンターにエレガントに組み込まれている。また、専用バージョンのスポーツクロノストップウォッチは、ホワイトの針とグリーンのインデックスを備える。


 この『911スピリット70』にマッチするポルシェライフスタイルコレクションも多数用意され、1970年代のスタイルとオーセンティックな雰囲気を再発見すべく、特別なコレクターズアイテムのラインアップにはデイウェア、スポーツウェア、ライフスタイルアクセサリー、モデルカーのコレクションが含まれる。


 さらにポルシェデザインによる高品質なクロノグラフも製作され、たとえば文字盤にあしらわれた光沢のあるブラックのパシャ模様は、同車のシートセンターパネルからインスピレーションを得るなど『911スピリット70』を彷彿とさせる外観を実現している。


 心臓部には3.6リッター水平対向“フラット6”と高電圧のT-ハイブリッドシステムを搭載し、新型8速PDKの電気モーターとの組み合わせにより、システム出力は398kW(541PS)、同システムトルク610Nmを実現。左右ハンドル仕様が用意され、価格は3341万円(税込)となっている。


●ポルシェジャパン公式サイト:http://www.porsche.com/japan/



ファブリックのアイコニックなブラック/オリーブネオのパシャ模様となるインテリアは、さまざまなサイズの長方形を巧みに配置し、はためくチェッカーフラッグを連想させるグラフィックデザインが特徴に


グローブボックスの内側にもパシャ模様が施され、シートバックレストのデコレーティブインレイとダッシュボードトリムも、オプションでパシャを使用することが可能に


フロントボンネットの中央には1963年の歴史的なクレストとほぼ同じポルシェクレストがあしらわれる

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